この何年かの自民党政権で格差が広がったとよく言われています。

私の家計も1人の中で格差が広がっています。
サラリーマンとしての私と、投資家としての私です。

今年の私の昇給は3%でした。
大手企業の平均が2.19%と報じられていました。
勢いは鈍化したものの、以前として大企業の懐は暖かいようです。
私の会社は規模は中小ですが、巨大グループ企業の1社ですし、私自身の評価も良かったので大手平均を上回る昇給でした。

そして、もう1人の私です。
私が保有している株式からの配当金を受け取りました。
その金額を昨年と比べると5.8%増でした。
大企業の収益は力強く増えていますし、配当性向も強まっています。

確実に格差は広がっています。
汗水流して働いているサラリーマン上澄み層の大手企業でも2-3%の賃上げなのに、他者の労働の上前をはねる資産家5.8%の増収です。
そういえば一時期世間を彷彿とさせた経済学者ピケティの理論そのままです。
労働者の所得増よりも資産家の所得増が大きく、経済が発展すればする程に格差は広がると。

そういえば最近トリクルダウンって誰も言いませんね。
いくら頂上のグラスにお酒を注いでも、こぼれ落ちる前に別のグラスに移されてしまいますよね。
パナマとかケイマンとか。