今日の記事はアートネタにするか、ガンネタにするかで悩みましたが、ガンネタでまとめます。

今日は六本木の新国立美術館で、「貴婦人と一角獣」を見てきました。
$メランコリー徒然草

1500年頃に作成されたタピストリーです。
6枚の連作で、それぞれ「触覚」「視覚」「聴覚」「嗅覚」「味覚」と人の五感の名前がついていあます。
そして、上に示した1枚は、6枚目にして全てを束ねる1枚です。
その名も「我が唯一の望み」です。
中世ゴシック様式で、神々しさを感じさせる作品です。

これがなぜガンネタなのかと言いますと。
今ガンヲタの間で話題沸騰中のガンダムユニコーンに登場して、なおかつガンダムユニコーンの世界を象徴する作品とされています。

ここで一般人のために解説すると、
ガンダムユニコーンは、いわゆるファーストガンダムアムロシャアを中心にした物語と同じ時間軸で描かれている作品で、シャアもアムロも歴史から姿を消した後の物語です。
一学生だった主人公が突然にファーストガンダムの悪役だったジオン公国の王家ザビ家の末裔ミネバ・ザビと出会ったことから、地球圏の将来を左右する秘密「ラプラスの箱」を巡る地球連邦とジオンの残党の争いに巻き込まれ、離ればなれになっていた父から地球圏の将来とともにガンダムユニコーンを託されるという話です。

ここまで解説すればお分かりでしょうが、上のタピストリーの1枚に描かれているのは、
箱を持った貴婦人、そしてユニコーン、中央のテントに書かれている文字は「我が唯一の望み」です。
そして、これ以外の5枚は人の五感のタイトルが付けられ、この最後の1枚は人の第6感を象徴するとも言われています。
さらに、このタピストリーを作成させたのは中世の貴族ヴィスト家と言われています。
ちなみにガンダムユニコーンを作った主人公の家系はヴィスト家で、代々地球圏を陰から支配していたとされています。

何ともガンヲタにとっては意味深げな作品です。

それはそれとして、今日の記事をガンネタにした最大の理由は
美術館の音声ガイドの声が、シャアの中の人でした。
いくらなんでも狙い過ぎだろと思います。