今回はアムロが脱走してからホワイトベースに戻るまでの第18話、19話を紹介します。


第18話「灼熱のアッザムリーダー」

ホワイトベース内ではアムロがガンダムを持って脱走したことで大騒ぎです。
ブリッジでもアムロが戻ってきたらどうするかという話になりますが、
例によってひねくれ者のカイは
「脱走兵は死刑」
ブライトは
「軍規ではな」
これを聞いたフラウ・ボウはショックを受けます
$メランコリー徒然草
セイラやミライ、リュウはホワイトベースは正規軍じゃないからそんなことにはならないと励ますのですが、気が気ではありません。
結局フラウ・ボウがアムロを説得に行くことになりました。

砂漠の町で再開したアムロとフラウでしたが、アムロは
「皆な必要としているのは僕ではなく、ガンダムなんだろ」
と説得に応じずに立ち去ろうとします。
それを追うフラウでしたが、ガンダムのセンサーが金属反応を探知します。

岩陰から覗くと、巨大な鉱山基地が

これがオデッサ作戦の目標と思ったアムロはフラウをホワイトベースに返し、単身攻撃をかけるのでした。

幸いザクは一機もなく、敵は戦車と基地砲台くらいで、楽勝と思われましたが、たまたまこの基地にはキシリアとマ・クベが視察にきていました。
$メランコリー徒然草

そして出撃する空中砲台アッザム。
苦戦はしましたがなんとかこれを撃退するガンダム
$メランコリー徒然草
キシリアは
「これまでのようですね。機密保持のため基地を爆破なさい」
「はっ?しかしまだあそこには兵士達がおりますが」
「構いません。何よりも国家機密が優先します。」

うーん、キシリアザビ家で一番冷酷じゃないのか、ガルマやドズルなら絶対にこんなことは言わないだろう。
連邦軍が全力で叩こうとしていた基地を一機で落としたと思って>有頂天のアムロでしたが、基地の内部を調べ、ここがたくさんある採掘基地の1つでしかないことをしり、愕然とするのでした。

そしてアムロは一人で去っていきます。

遅れて到着したホワイトベースでは、これをガンダム一機でやったのかと唖然としますが、ブライトは
「これは単なる採掘基地の1つでしかない、そうでなかったらガンダム一機でやれるはずがない」

リュウは
「困った物だ、これで敵はさらにガードを固めてしまう。」

とアムロの勝手な行動に対する非難囂々でした。

アムロを案じるフラウ・ボウは勝手にホワイトベースを抜け出しアムロの後を追うのでした。


第19話「ランバ・ラル特攻」

砂漠の酒場で貧しい食事をしているアムロ

何と、そこにランバ・ラルの部隊が食事に訪れます。

「作戦前の最後の食事だ、何を食ってもよいぞ」と気前の良いラル
ハモンは、アムロに気がつくと、
「そこの坊やの分も」とアムロに奢ろうとします。

アムロは
「あなたに物を恵んでもらう理由がありません」と断りますが
君のことを私が気に入ったからなんだけど、理由にならないかしら」
と大人の魅力一杯にアムロを誘うハモン

「僕、乞食じゃありませんし」
とそれでも固辞するアムロ

「それだけはっきり物を言えるとは、気に入った。ハモンからだけの奢りではない、私からも奢らせてもらうぞそれなら食っていけるだろう。」
とアムロの肩を叩くラル

そのとき
「怪しい奴を捕まえました」と部下の声が

捕まったのはフラウ・ボウ
フラウはアムロを見て、「アムロ!」と叫んでしまいます。

ラルはアムロの顔をみて、
「いい目をしている。それにいい度胸だ。ますます気に入ったよ、アムロ君」
$メランコリー徒然草
アムロのマントをめくると、そこには構えた拳銃が

しかし、ラルはあえて二人を解放するのでした。
「しかし、戦場であったらこうはいかんぞ、頑張れよアムロ君」
敵に頑張れと言える懐の深いランバ・ラル
手を振りながら二人を見送るハモン

怪訝そうな顔をしつつ立ち去る二人、アムロはフラウにホワイトベースに戻り、連絡するように言い、またもや一人で立ち去るのでした。

しかし案の定、フラウは後をつけられ、ホワイトベースは発見されます。

ラルはグフに乗り、ザクを率いてホワイトベースに攻撃をかけます。
ガンタンクも身動きがとれなくなり、窮地に陥ったホワイトベースはリュウがアムロを呼び戻しにいきます。

そして、ついにアムロのガンダムとランバ・ラルのグフが対峙します。
戦いは射撃線から、双方剣を抜いて格闘戦へ

$メランコリー徒然草

双方傷つけ合い、お互いコックピットがむき出しになります。

ついにガンダムのビームサーベルが一閃、グフの両腕を切り落として勝負あり!
$メランコリー徒然草
このシーンもガンダムの名場面に数えられるでしょう。

このガンダムとグフの格闘戦はガンダム00のラストバトルでも同じような構図が見られます。

そして、間近に顔をあわす二人、ラルはアムロを見て驚きます。
$メランコリー徒然草
「自分の力で勝ったと思うな、そのモビルスーツの性能のおかげだということを忘れるな。」
と言い残してラルは脱出します。

ホワイトベースに戻ったアムロを待っていたのは独房入りの処分でした。

「話をきいてください、僕にだって言いたいことがあるんだ!」

必死に訴えるアムロでしたが誰も耳を貸しません。
ここでアムロの名台詞
「僕が、ガンダムを一番巧く使えるんだ」

同時に先ほどのラルの言葉を思い出して
「僕は、あの人に勝ちたい」
と漏らすのでした。

戦いはますます激しくなりまさに死闘となっていきます