今回はガンダム屈指の名場面が多くある第12話「ジオンの脅威」を紹介します。

この第12話は個人的にもお気に入りの話なのでいつもの3倍くらい語りたいことがあります。

ガルマの死を受けて、ショックを受けた父デギンに対して、ジオンの実権を握っている長男ギレンは国民の士気を高めるために大々的な国葬を行うことを主張します。長女のキシリアもそれに同調し、結局国葬は執り行われることになります。
一方、次男のドズルはガルマの仇をとるためにランバ・ラルの部隊を地球に派遣するのでした。

国葬に望むザビ家の3兄妹、奥からギレン、ドズル、キシリアです
$メランコリー徒然草
この時にキシリアが「シャアはどうした?」とドズル(シャアの上司だった)に訪ねます。
そんなことは聞きたくないとばかりにぷいっと横を向いて黙り込むドズル。
ギレンは「故郷にでも帰ったんじゃないのか?」と言います。
すると、キシリアは部下を呼び寄せ何やら耳打ちします。

舞台は変わって地球。

ホワイトベースはランバ・ラルの部隊と遭遇します。

これがランバ・ラルとその夫人?のハモン
部下じゃないよな、ラルに「あなたハートピンクて言ってるし
戦場に女同伴なんてしていいのか?
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そしてランバ・ラルは新型モビルスーツ「グフ」に搭乗し、ガンダムの前に姿を現します。
ザク2機を従え崖の上に立つグフ。ボスキャラ的な雰囲気を醸し出しています。
$メランコリー徒然草

ガンダムと互角以上に渡り合うグフ。
ガンダムのボディブローからビームサーベルの連続コンボも受け止めます。

$メランコリー徒然草
ここでラルの名台詞
「ザクとは違うのだよ、ザクとは!!」
アムロはたじろぎます。
「こいつ、違うぞ!ザクなんかと装甲もパワーも!

ガンキャノンとガンタンクが援護に出てきたこともあり、今回は小手調べという感じでラルの部隊は撤退します。

そして、ガルマの国葬が始まります。
なんと全世界に生中継されてます。
ホワイトベースの中でもしっかりモニターで皆さんご覧になってます。
$メランコリー徒然草

ギレンはここぞとばかりに演説をぶち上げます。
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「我々は一人の英雄を失った。これは敗北を意味するのか?否!始まりなのだ!
」
「私の弟、諸君らが愛してくれたガルマ・ザビは死んだ、何故だ!」

ここで画面が変わってシャアが登場し名台詞
$メランコリー徒然草
「坊やだからさ」
そのシャアに声をかける一人の男
「親衛隊の者だな。臭いでわかる。キシリアの手の者か。」
「さすがシャア少佐でいらっしゃいます」
うーん。さっきのはこの伏線か。また何やら怪しい動きがありそうです。

ギレンの演説はなおも続きます。
「諸君の父も兄も、連邦の無思慮な抵抗の前に死んでいったのだ。この悲しみも怒りも忘れてはならない!それをガルマは死を以って我々に示してくれたのだ!」
「国民よ立て!悲しみを怒りに変えて、立てよ国民!ジオンは諸君等の力を欲しているのだ。」
「ジーク・ジオン!」

演説を聴きたい方はこちらをどうぞ。ゲーム版で若干TVとは異なってますが。


ギレンの演説を見ているホワイトベースではブライトが
「何を言うか!ザビ家の独裁を企む男が何を言うのか!」
と怒りをあらわにします。
アムロは
「これが.....敵!」
と自分が戦う真の敵の姿を意識します。

そしてホワイトベースとランバ・ラルの死闘が幕を開けることになります。