ダイバーシティ＆インクルージョン

いわゆるD＆Iについて頻繁に見聞きするようになりました。

D&Iとは何かを確認しておきます。

（朝日新聞より）

人には人種や性別、年齢などの外見的な違いはもちろん、宗教や価値観、性格、嗜好など、内面にもさまざまな違いがあります。
『ダイバーシティ』とは「多様性」や「違い」を表す言葉で、『インクルージョン』とは、個々の多様性や違いを受け入れ認め合い、包括しながら一体感を醸成することを意味する言葉です。

ということで、学研グループでも既にD＆Iの専門部署が起ち上げられていて、グループ全社での取り組みが今後いっそう本格化していくことになります。

エヌイーホールディングスでは社長（私）がD＆Iの責任者として、このプロジェクトを推進していくことになっています。

しかし皮肉なことに、多様性を活かし様々な個性を受け入れられる組織運営を追求していくという趣旨なのに、油断すると『画一的』な取り組みに収まりがちなわけで、本来目指すべき理想から離れてしまってはいけないですね。

恐らく、従来の平均的な日本人的発想で言えば、何もかも一様に揃っていて個性や特徴がなく、一つの枠にはめ込むさま、まさに『画一的』なさまっていうのは安心感あるんですよね。

D＆Iの取り組みを全社で進めていくことは、外面や内面において様々な違いや個性をもった人たちが気持ちよく働ける会社になるということです。

多様な価値観を持った人たちが気持ちよく働ける会社は、すべての社員が働きやすい会社です。

D&Iの取り組みは決して一部の人のための施策ではなく、会社全体の価値を高めていく全社の取り組みに他ならないということです。

私の夏の宿題の一つ、しっかり取り組みたいと思います。

D&I対応で陥りやすい矛盾