鉛筆やシャーペンなどの筆記具を正しく持って書けない子が目につきます。

最近はスマホの影響もあって、字は見る・聞く・打つものになってきて、自らの手で書くといった機会は減っているのも事実でしょう。

けれど、学校や塾の授業、自学自習では、自らの手で筆記具を握り、字や図を書くわけです。

その際、極めて変わった持ち方で筆記具を持つ子、筆圧が弱すぎて見えないような字を書く子、鉛筆とノートの角度が独特でしっかり字を書ききれない子・・・、正しい書き方で字を書いていない子は様々です。

そうした子たちに共通して言えるのは、多くの子が勉強が得意でない、苦手な傾向にあるということ。（今はそうなっていなくてもそうなるケースが少なくない）

学問を身につけている最中の学生生活において、やはり筆記具で自らノートに字や図を書き込み、目で見て記憶し、繰り返し見て覚え、計算しながら考え、そうやってインプットしていく時間は多いわけです。

その際、正しく筆記具をもつことは正しい着席姿勢にもつながり、疲労、体調、集中力にも作用し、結果学習効果も高まります。

エヌイー某教室（コロナ前撮影）

彼ら彼女らの姿勢を見るだけで、集中してるの伝わってきませんか。

机に伏すようにだったり、特異な角度や距離から字を書いたり、見えるか見えないかのような字だったりでは、普通に考えれば学習効果が落ちてしまいます。

学習成績が良い子の多くは、小学生時代から正しい姿勢で正しく字を書けています。

正しい姿勢で正しく字を書くことで、長時間机の前に座っていても腰や肩などへの異変や疲れが少なくすみ、集中が維持できるし、書いた情報も頭にインプットされやすい。（これ、姿勢が極端に悪かったりという逆のケースを考えたら、デメリットばかりでなんのメリットもないことは分かりやすいですよね。）

ということで、これは早い時期、できれば小学生低学年からは意識して行動していきたいことです。

西塾の低学年コース「アップル」ではえんぴつの正しい持ち方から指導します。

我が子の鉛筆の持ち方が気になっている保護者の皆さん、正しい持ち方で成績が上がるなんてことは軽々には言えませんが、正しい持ち方ができるのにそうしないことで良いことなんて何一つないということは言い切っておきます。

学習成績が伸び悩んでいる中高生も、遅すぎるということはありませんので参考までに。

ところで、

見守ってきたツバメたち、

無事に巣立っていきました。

また来年！

さあ夏はこれからだ！

鉛筆を正しく持ち字を丁寧に書く