それいけホシトラマン!! -130ページ目

トータルライフ

そういえば昔、私が小4か5の時、家の近所に『トータルライフ』という

今で言うとマンガ喫茶みたいなお店があった。

店内は10坪無いぐらいだったか、長いテーブルとその上に置かれた

数台のツインファミコンと1台のPC-98が並べられ

マスター(店の主人)のカウンタースペースと8人も入れば満席となる狭さだった。


今考えると当時でこの経営は子供たちにとって

画期的な娯楽だったのではないだろうか。

店のシステムは30分100円でその店にあるソフトを2本(1時間以上すると4本)

まで遊ぶ事ができ、時間内なら置いてあるマンガも読むことが出来た。

私も当時ファミコンは持っていたがソフトが2本(いっきとギャラガ)しかなく

この店を知ってから毎日のように通っていた。

もちろんまだ小学生だからお金など持っていないに等しい。

だけど毎日行くうちに、同じように毎日来る年上(高校生だったのかな~?)

の人と親しくなりおごってもらうようになった。

そのうちマスターとも仲良くなり私を含め5、6人ほど常連になった。

常連になって何が違うかと言うと1人1プレイ2時間までの制限を無制限に

してもらったりお金が無い時は15分50円でやらせてもらったり

お菓子持ち込みOKにしてもらったりと他愛もないことだが嬉しいかった。

その高校生なんかは主人がちょっと用事で外に出たいときは店番も

任されていた。


そんなある日、いつものメンバー1人が「家出してきた」と店にやってきた。

(後に分かる事だがその人は私と同じクラスの女の子の従兄妹だった)

それを聞いて我々はビックリしたのだがマスターは違った。

いきなり怒り出して、

「ここは家出のやつを引き取るところじゃねー!楽しく出来ねーやつは帰れ!」と

一喝したのである。

それにも私はビックリした。

普段温厚なマスターがこんなに怒るなんて・・・と大人の怖さを知ったのも

そんな時だったか・・・。

それからそこにいたメンバー1人とその人のうちまで一緒に送って行った。



中学生になってまた違う友達が出来てからは

徐々にお店には行かなくなっていった・・・

たまにお店の前を通っていたのだがやってるんだか閉まってるんだか

分からない状態だった・・・


それからまた時が経って、風の噂で聞いたのだが

マスターが営業法違反で捕まったらしい・・・