やっとまとまった時間が取れたのと覚悟が決まった(こちらの方が大きい)ので、NCの固着したサーモスタットを交換しました。これで、オーバークール地獄から脱却できます。作業の流れについては、先人たちの情報がネット上に山盛りですので、それを参考に迷うことはありません。

がっ、、、実際取りかかると、とにかく狭い。死角になって見えない、届かないで、全くやりにくい作業ナンバーワン。作業前、改めてサーモスタットの位置を確認した瞬間、絶望しかけましたよ。作業中も、途中で何度やめようと思ったことか。やめないけどネ。解決していく過程が面白い。変態だネ。サーモ右下取り付けネジの隙間が狭くて、紅葉のように小さな手と色白の細い手首が欲しくなりました。緩めるボルトは全て8ミリなのですが、今回はディープソケットに救われました。これがあるとないとでは大違い! とにかくコマのショルダーが周りの出っ張りに引っかかってしまい、ボルトが回しにくいのです。先細りのディープがあればサクサクいけます。あっ、エクステンションとユニバーサルジョイントは必須です。結局、オーナーの送迎などを挟んで4時間ほどかかってしまいました。

外したサーモは一見何も問題ないようですが、、、、見た目も新品と同じ。先端のバネ形状がちょっと違うだけ。作業途中、ホースバンドをすっ飛ばしてエンジンマウント周辺に落としたり、照明用の細長いLEDライトをアンダーカバーとスタビの間に落としてしまったり。その所為で、結局ジャッキアップして左フロントタイヤ外して落としたパーツを探すなど相当な時間のロスがあったり。

かなり難儀しましたが、それでもいつも通り、工賃はプライスレス😁。ついでに、スロットルボディのバタフライも中が黒くくすんでいたので綺麗にしてやりました。最後にクーラントの注入ですが、NCの冷却系配管が特殊なのか、クーラントが少しでも足りないとヒーターが効きません。これはちょっと焦りましたよ。エアがみ状態での試走で、108℃まで上がったのにもちょっとビビった。あらかたエアが抜けた状態では87℃前後でピタッと安定しました。アクセルレスポンスも"イイね"が10個くらい付いちゃいそう。ということでクーラントの補充については、様子を見ながらではなく、抜いた量を測っておいて、いきなり全量入れちゃった方がいいような気がする今日この頃。ちなみに今回交換したのは"らくらくクーラント"、5リットル(1380円)でした。抜くのは非常に簡単です。助手席側下、プラ製のプラスネジだけど、少し厚めのマイナスドライバーの方がスムーズに外れます。トータルコスト6000円ほど。ディーラーだと工賃だけで一万円くらい取るのでしょうか。

使った工具は、ラチェットレンチ(ショート)、エクステンション(ショート、ミドル)、ユニバーサルジョイント、8ミリディープソケット、ウォーターポンププライヤ、ラジオペンチ(ストレートロング)、プラスとマイナスドライバー、養生テープ等

 

追記

翌日、完全に冷えたところでリザーバーがローレベルギリだったので、ろ過した水道水を200ccほど追加。トータル5.2ℓ。

 

2020/9/13追記

どうも察するに、この時点で既にファンモーター逝ってたみたい。症状的にそんな感じ。