ワタクシの仕事がそっち系なので、どうしてもジャンル的に偏ってしまうのですが、、、

 

ポン〜はレシピエント側から、わたしを〜はドナー側の立場で書かれたモノという違いはあれど、、、

どちらも、臓器移植がキーワードの一つでしょうか。

 

ポン〜の方は骨髄移植限定ですが、これが、なんとなく読み始めたら、2時間ほどでいっきに読了。まさに本人による命がけのドキュメント。描写がストレートでわかりやすく、素直に面白かった。

 

わたしを〜の方は、まぁ、なんというか、、、、、まず時代設定がしっくりこない。あの時代にヒトクローンが、、、? ノンフィクションなの? 

それと、読み進めていっても単なる情景の描写ばかりでなんだかはっきりしない。頭の中がベールに包まれているようで、常にフラット。特に感動も無し。低めのテンションで、淡々と物語(ワタクシには単なる回想としか)が進んでいくだけ。物語の構成としてはタイタニックを思い出しましたよ。あれって婆ちゃんの回想だもんね。そして色に例えると、全編グレー。

久しぶりに読むのが苦痛でした。なんど、途中でやめようと思ったことか、、、、、。