夏目漱石の作品読んだことある？

▼本日限定！ブログスタンプ

一応それなりに…というか、日本の作家では吉川英治の次に読んでるかもしれないです。キホンですが読書が苦手と思っている人に『吾輩は猫である』と『坊ちゃん』をオススメしたいです。リズムがあるとこんなに読みやすいんだ！という驚きがあると思います。てか私はそうでした。

リズムと云えば、吉川英治の作品には「音読前提」の時期と「黙読前提」の時期があって、前者は黙読だとリズムが合わなくて読みづらい…てな話がありまして。私はたぶん黙読前提の作品しか読んでいません。

↑文化人切手シリーズの夏目漱石。約70年前の発行。

ところで

「漱石の日」は命日でも誕生日でもなく、「文部省が漱石に文学博士の称号を贈ろうとしたが漱石は《自分に肩書は要らない》としてこれを断った」という日。

この日が「漱石の日」と呼ばれるようになり、後に記念日とされた。

…この由来はいろんなところに書かれているのですが、誰がいつ頃記念日にしたのかはまったく触れられていません。伝わっていないのかな。これ、ちょっと珍しいケースかもしれません。

もっと云えば、作為的な匂いも感じるのですが…野暮はやめときますか。

I love youを「月が綺麗ですね」とでも訳しておけ、と漱石が云った…という話も、信憑性よりも「漱石なら云いそうだ」という部分に支えられて広まったのだから、「漱石の日と呼ばれるようになり」も作為ばかりではないんだろう…としておきましょうか。

02月21日ログ《肖像の漱石》