先月高校を卒業したうちの娘っこ

娘の友達は全員見事大学進学が決まりました。娘は自分のことのように喜んでいるのですが、当の本人は大学に進学はせず、芸能界の本場ハリウッドに挑むことを決めました。

真面目な性格の娘は学校の成績は割と良く、難関の有名大学に進学する生徒達と共に最優秀成績者リストに名前を連ねていました。なので進学指導の先生は当然のように大学進学を強く勧めました。

しかし、娘の意思は固く、

”私は大学には行きません。女優を目指すため、カリフォニアに行きます。”

と超真剣な眼差しで言うと、娘の志しを尊重してくれて

”あなたがレッドカーペットを歩く日を楽しみにしてるわ。”

と応援してくれました。

１３歳の時からタレント養成学校に通い女優を目指していた娘ですが、やればやるほど追求すればするほど夢は膨らみワクワクが止まりませんでした。

前向きに努力重ねていくとそれなりの波動が起こり同じ波長同士が引き寄せ合い志しが現実に起こってくることはよく聞きますが、これまでの娘の姿を通し、それは自然の法則として至極当然のことなのではないかと思っています。

先ずやってきたチャンスはタレント養成学校のディレクター、ティーナが娘の才能と強い志しを認め、マネージャーになってくれたのです。

ティーナが持つニューヨーク界隈の芸能業界ネットワークは割と広く、先ずティーナがマネージャーとして成し遂げてくれた事はニューヨーク市内にある芸能事務所と娘を繋げ契約を結んでくれたことでした。

この事務所に所属してから加速的にオーディションが入るようになりました。下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるじゃないですけど、小さな仕事をいただくようになり経験を積み重ね始めました。

話は遡りますが、以前ティーナに連れられフロリダで開催された大きな芸能コンベンションに参加したことがありました。当時娘はまだ１４歳だったので私は保護者として付き添ったのですが、１週間行われたイベント最終日のディナーの席で私もすっかり舞い上がり調子に乗り、ティーナの手をとり、手相を診てあげたのです。

すると木星丘にくっきりと向上線が伸びていて

”ティーナ、あなた向上線が伸びているわね。”

”それってどういう意味なの？”

”向上線というのは、出世する時とか独立して新たに会社を立ち上げる時に現れる線なの。あなた今、タレント養成学校のトップよね？でももしかして独立するのかしら？”

”ええ〜！そんなこと考えたこともなかったけど、、、ヘェ〜面白いわね〜。”

それから数年後、ティーナはタレント養成学校校長を辞め、タレントマネージメント会社を立ち上げ独立を果たしました。

もちろん娘はティーナについて行きました。

今年の秋からハリウッドに挑むためにカリフォニア州に移住することを決めた娘をティーナはとても応援してくれてます。

”最近ではニューヨークの芸能業界もハリウッドに負けないぐらい発展してるけど、それでもハリウッドはやはり本場なのよ。秋にカリフォニアに移住するまでできるだけたくさんキャリアを積まなきゃね。”

有言実行のティーナは拍車を掛けて次から次へとオーディションを持ってきてくれます。

お陰様で立て続けにオーディションが通り、今日も朝早くからチョイ役ですが撮影に行きました。　チョイ役ではあるのですがアップルTVのドラマシリーズの出演でちょこっとした台詞もあるのでチョイ役のくせに娘専用の楽屋が設けられていました。

なんだか一丁前でございます。

秋には親元から巣立っていく娘ですが、自分が納得いくまで頑張ればいいと思います。最後まで頑張り切らないと見えない次なる挑戦があると思います。

私もうちの旦那も自分で決めて頼るあてもなく独りでアメリカに渡ってきました。以来、挑戦の連続で未だに挑戦しっぱなしです。いつまで挑戦は続くのでしょうか、、、

自分が進む道は自分で決めるべきだと思います。自分で決めたことなら失敗しても間違っても苦労しても自分で考えてまた自分で決めればいいのです。

その方が絶対人生楽しいのです。

私はそう思います。

ハリウッドへの挑戦、面白そう！