会社の方が亡くなったので、葬儀参加の為に一時帰国することになりました。


 今はラマダン(イスラム教の断食月)の真っ最中で、メッカに向かうムスリム(イスラム教徒)が多い為、航空券の取得は困難を極めました。(ナイジェリア人口1億4千万人中、約半数がムスリム)

 それでも、スタッフ達が諦めずにチャレンジし続けてくれたので、奇跡的にキャンセルを捉えて帰れることになりました。

 なんとしても、私が帰らなければならなかったのです。

 
 ラゴスの空港受付では、通路側の席にしてねと頼んでおいたのに、思いっきり窓側の席でした。

 軽くイラつきながら外を眺めたりしていましたが、キリがないので寝ることにしました。

 ひと眠りから目を覚ますと、後ろの席からカメラのシャッター音が連続で聞こえます。

 何を撮っているのかと庇(ひさし)を上げて外を見ると、地平線まで雪山が続いていました。

 座席のモニターで確認すると、ちょうどヒマラヤ山脈の上を飛んでいたんですよねひこうきぐも

 今日のヒマラヤは雲一つなく、ピーカンの快晴なうえに、飛行機がかなり低い位置を飛んでいる為、谷の底までがクッキリと見えています。

 もちろん氷河もあったのですが、まさに氷の河の名に相応しいものでした。

 なかなか壮大な景色やったねアルプス



 (拾い)


 ヒマラヤ恐るべし、さすが世界の屋根汗

 それは置いといて、今回の一時帰国は喪に服そうと思います。




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