恒例のKENZOシェフのフレンチ・レストランにやって参りました
本当は予約してから来たいのですが、予定が微妙なのでランチ時に急襲しました。
庭園の整備をしていたシェフに近寄り、『いや~、来てしまいましたで(ニヤリ)』と声を掛けると、“エッ?!”ってなってました(笑)
(エッ?!てなってるシェフ:笑)
そして、「いや~、遠い所からありがとうございます(ニヤリ)」って、完全にナイジェリアから来た人扱いやったね(爆)
今日はランチをいただきましたが、このヒラメとリゾットのトリュフソースは絶品やったねぇ♪
(今読んでいる本と共に:笑)
KENZOシェフは、結婚式場の総料理長もしているのですが、その式場のすぐ前に、かなりシュールなラーメン屋があるそうです。
無愛想なオヤジ風の大将がやっているのですが、【ブログで人気No.1ラーメン店】という看板を出しているそうです。
しかし、何のブログのNo.1かは書いていないそうです(笑)
さらに、週刊ポストか何かの雑誌に記事が出たというパネルもあるそうですが、記事の切り取りとかは飾っていないそうです。
このシュールさは最高やね(爆)
メニューも【カルボナーラ風ラーメン】とか、【黒胡麻バターとんこつラーメン】など、ラーメン?的なメニューがラインナップされています。
そして、このキワモノ感があるラーメンが、結構旨いそうなんですよ。
ちなみに、バターと胡椒の絡みなどが、明らかに西洋料理の心得がある人の使い方なんだそうです。
おそらくは、相当な使い手だろうとKENZOシェフは言っていました(笑)
ここからは私の想像ですが、大将はイタリアで修業し、その店のトップまで登り詰めながらも、あっさりと帰国してラーメン屋を開いたはずです。
そして、シェフ仲間やオーナーが、その腕を惜しんで大将の居所を探しているはずなのです。
ある日、突然イタリア人が3人ほど現れて・・・
イタリア人達
「オ~ソ~レ ミ~オ ボンジョルノ ヴェネチアーノ」
(捜したぞ、俺達と一緒にパルマに帰るんだ)
大将
「パルマ ノ ナマハム ハ プロシュート ヤロ」
(迷惑だ、帰ってくれ)
「パルマ ノ チーズ ハ パルミジャーノ ヤデ」
(3つ星レストランのトップまで登り詰めたお前が、なぜジャポネの田舎でこんな物を作っている?)
「パルマ ニハ ナカタヒデトシモ イターネ」
(俺は今が幸せなんだ)
「ベニス 二 シス ッテ、 ドンナ エイガ ダッタカナ」
(こんなことに幸せを感じるとは、お前らしくもないな)
「ベニス ジャネェ ヴェネチア ッテ イエヨナ」
(取りあえず座れ、そして俺が作ったラーメンを食ってみろ)
「ローマ ノ キュウジツ ハ アンオウジョ ヤロ」
(俺達はこんな低俗な物を食いに来たんじゃない)
「ヘップバーン ノ ヤツダネ」
(いいから黙って食え、それから話をしようじゃないか)
------- 嫌々カルボナーラ風ラーメンやらを食べている--------
「ナンジャコラーーーーーーーー!!」
(何じゃこりぁぁぁ、でら美味やがぁぁぁーーー!!)
「ソレ イタリア ジャナクテ ユウサク ヤン」
(それが今の俺の料理だ)
「ジーパンデカ ノ サイゴ ノ ヤツヤネ」
(こ、これは本当に美味い)
「イタリア 二 パスタ クイニ イキテェナァ」
(しかし、なぜこんなワケの分からん物を作って満足してるんだ?!)
「ピザ ジャネェ ピッツァ ダッテ イッテンダロ」
(料理は美味いか不味いかだけでいい。星の取り合いなどは、食通気取りのバカ共にやらせておけ)
「イマ ピッツァ ノ コトナンテ イッテネェダロ」
(悔しいが、お前の言うとおりだ。しかし俺達は諦めない。いつか必ずお前をイタリアに連れ戻すからな)
「ラーメン クイテェ ナァ」
(いつでも俺のラーメンを食いに来い)
というようなことがあったはずなのです。
それでも大将は日本でラーメンを作り続ける・・・
その名も【ラーメン たかはし】!!
その心意気に敬意を表して、【ラーメン ・ ド ・ たかはし】と呼ぶことにします♪
そんなこんなでKENZOシェフは、「なんなら今からその店に行きません?」と聞いてきます。
『この店はどうするんですか?』
「シェフはもう1人いますし、もうすぐ休憩ですし、ここから車で1時間20分で行けますし」
「ホントに行きません?」
と繰り返していました。
間違いなく本気やったね。
さすがオーナーシェフ、発想が自由ですな(爆)
そんなファンキー・シェフ(KENZO)の店はココです♪
SUGAR BOY PROVENCE
シェフブログの記事の下に張り付けてある、ラ・カーサミーオがシェフが総料理長の結婚式場で、【ラーメン・ド・たかはし】はその前にあります。
追記:
KENZOシェフ曰く、ラーメンたかはしの大将は、多分高橋さんでは無いということです。
屋号を自分の名前っぽく付けておいて、実は全然違う名前という気がするということです。
あのシュールさじゃ十分に有り得ますな(爆)
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