夜明け前。 -453ページ目

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15:16 着信アリ


気が付いたのは10分後

すぐにかけなおしたけれど、君は電話に出なかった。

こうしたすれ違いを重ねて、僕たちの距離が出来るような気がした。

君が言ってた言葉を思い出す。

「環境が変われば、終わってしまう」

その通りかもしれない。経験してきてわかる事もある。そして僕は、わかった。

でも君はあの日、素敵な笑顔で言ってたね。

「今迄どおり、何も変わらないから」

その一言を僕は信じてみよう。

その一言で、距離なんか出来ないように強い心を持つよ。


今が正念場かもしれないって、そう感じたよ。







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話したい事が沢山ある。聞いて欲しいんだ、君に。

聴きたい事が沢山ある。教えて欲しいんだ、君から。

僕は君を求めてる。今日は、君の声だけでも聞けるといいな。

















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絶対泣かないと、決め込んでいたのに

どうしたって涙が溢れ出してしまったんだよ。

これが、最後の笑顔とばかりに君があまりにも素敵な笑顔を見せるから。

君の残像と、匂い。存在感、言葉

全てのものに僕は今包まれている。

切なくて仕方がないよ。今、物凄く。

二度と会えないわけじゃないのに、どうしてかな。

何もかも、無くなってしまったような気がしてしまう。

穴が開いてしまったよ。

この場所も、心にも。


ただ、君がそこに居ないだけ。

ただそれだけなのにな。