0246
15:16 着信アリ
気が付いたのは10分後
すぐにかけなおしたけれど、君は電話に出なかった。
こうしたすれ違いを重ねて、僕たちの距離が出来るような気がした。
君が言ってた言葉を思い出す。
「環境が変われば、終わってしまう」
その通りかもしれない。経験してきてわかる事もある。そして僕は、わかった。
でも君はあの日、素敵な笑顔で言ってたね。
「今迄どおり、何も変わらないから」
その一言を僕は信じてみよう。
その一言で、距離なんか出来ないように強い心を持つよ。
今が正念場かもしれないって、そう感じたよ。
0243
絶対泣かないと、決め込んでいたのに
どうしたって涙が溢れ出してしまったんだよ。
これが、最後の笑顔とばかりに君があまりにも素敵な笑顔を見せるから。
君の残像と、匂い。存在感、言葉
全てのものに僕は今包まれている。
切なくて仕方がないよ。今、物凄く。
二度と会えないわけじゃないのに、どうしてかな。
何もかも、無くなってしまったような気がしてしまう。
穴が開いてしまったよ。
この場所も、心にも。
ただ、君がそこに居ないだけ。
ただそれだけなのにな。