神秘の経絡と言われる奇経八脈。
奇経八脈とは?こちらをお読みください。
私がどうしてこんなに奇経八脈に惹かれるのか、その原体験はハワイにあります。

以前、私は会社を辞めて、この道に踏み出そうとしていた「はざま」の時期がありました。
まさに、そのはざまの中で私は奇経八脈に出会ったのです。
それは、ハワイ島に音の勉強をしに行った時のことになります。
講師はカナダ人のロンとエリン。
私はハワイ島のカラニというリトリート施設に滞在しながら学びました。


そのリトリート施設はハワイ島の豊かな自然の中にあり、周りはジャングルという場所でした。

カラニについた時、本当にカルチャーショックでした。
こんなにも自然と人が融合して生きている場所があるなんて!と驚きました。
カラニの色とりどりに咲き乱れる花や、
大きなヤシの木、
そして濃い緑、
鳥のさえずり、
明るく降り注ぐ陽の光に一瞬で魅了されました。
まるで天国と言ってもいいくらいの美しさでした。




ですが、夜はその明るさが一変します。
月と星の明かりしかなく、懐中電灯がなければ歩けないほどの暗さになります。
その暗さの中に、何かわからないエネルギーの存在を感じます。
それは、まさに精霊。
人間ぽいものではないのです。
ハワイを支配しているのは人間ではなく、自然霊・精霊、神々の世界なのだと思いました。

私たちは、このハワイの精霊の世界に許されて足を踏み入れさせてもらっているのです。
私は、怖いというか畏怖の念を感じましたが、同時に「心から安心」もしました。
ここでは、自然に逆らわずに生かされている者として存在すればいいのだと感じたからです。
日本に居る時の私は「生きるのに必死」でした。
それは、自然界との繋がりが切れた状態だったんだなぁということを、改めて感じました。
カラニにつくと、力が抜けて呼吸が深くなっていきました。

そんな私ですが、 ハワイ島に到着した日、私はキラウェア火山で崖から落ちてしまい、仙骨を痛めたのです。
仙骨は変容と関係している場所で、そこは変容の出発点の陰蹻脈とも繋がっている場所です。
仙骨はだから、とても大事な場所になるのです。
私がロンに仙骨のケガの話をすると、ロンは「今日の夜、セッションしてあげるので訪ねてきなさい」と言いました。

私は夜に、まっくらな道を友人たちと一緒にロンのいるコテージを訪ねました。

ちなみにカラニは広大な土地にコテージが点在するような宿泊施設になっています。
コテージからコテージまでは、森の中を歩いていきます。
自家発電している施設なので、明かりはほとんどありません。
コテージの中は薄暗いオレンジ色の明かりがつくくらいです。
なお、窓はあるけれど網戸だけ、ガラスは入っていません。
だから、部屋の中に居ても、ハワイの風が吹き抜けていきます。

さて、ロンのコテージに着くと、助手のエリンも一緒に待っていてくれました。
二人は、私の状態をみて、なにやら相談しつつ、どの経絡がどんな周波数を必要としているかを、音叉を使ったセッションで診ていくのです。
私は音を学びにハワイまで来ていたのですが、この「音」「周波数」というのは、凄い威力を持っています。
なぜなら、この世のすべては、振動しているからです。
私たちのちっぽけな頭で考えるより、バイブレーションに触れるほうが、からだは一瞬で意味を理解します。
それは、言葉を超えた世界なのです。
美しいアートや音楽を説明しても、なかなかうまく伝わりませんよね。
実際に触れることで感動を呼び起こすように、そのバイブレーションに触れることが、何よりも大事なんです。
私が学んだ「音」とは、そういうものでした。
「音」「バイブレーション」が直接、からだのエネルギーに影響を与えていく技術を学んだのです。

でも、そのハワイでの私は実際のところ、
とても委縮していました。
その当時は有休消化中で、このハワイから帰ったころには、私は会社員でなくなってしまう、、心の奥底では怖いと思っていました。
これからの収入は?生活は?
夢のように美しい場所にいて、深淵なる学びを受けているけど、もうすぐ夢は醒めると思っていました。
そんな私の固さを見透かすように、ロンとエリンの音の施術が始まりました。
静かな夜の中で、音叉の透き通る音と、
振動が私に伝わってきます。
その日、ロンには「もっとハートを開いて」とアドバイスされて、私はコテージに戻りました。

その日は、実は私の中に「怖さ」が消えることはありませんでした。
効果が無かったのかな?とも思いました。
少し残念に思いながらも、ハワイでのクラスは続きました。
そして、今日は最終日という日になりました。
最後にエリンが、奇経八脈について講義をしてくれました。
その講義が終われば、すべてのプログラムも終了です。

エリンが、私達のウージ——ハワイ語で「マナ」とも呼ばれる、宇宙的な大いなるエネルギー——へ通じる道をたどるには、まず自我・価値観の壁を通り抜けなければならないと。
そして、そこを通過し、さらに恐れを通り抜けた先に、自分の原型・ブループリントにつながることを話してくれました。
その恐れを通り抜けることは怖いけれども、
自分の価値を思い出せば恐れに向かう力になると、、 そんなことを話してくれていた時、
なぜか、その時突然、 ふいに涙がこぼれました。
自分でも、なぜ泣いているのかわからないのに、どんどん涙が出てきます。

ノートに、自分の価値を思い出す、、と、
そこまで書いたところで泣けてしまい、その後何も書けませんでした。
私の価値を思い出す。
私は私に向かってごめんねと心の中で言い続けながら泣いていました。

最後の最後に大事なことを感じることができたんだと思います。
そのハワイから戻った翌月、私は起業しました。
そして、起こったことは驚くべきことでした。
起業とほぼ同時に、私の仕事はフル回転しました。人がひっきりなしに訪れてきました。
ハワイで願った私の願いがすべて叶ったのです。
私の頭の中のイメージがそのまま現実になったかのようでした。
私がハワイで願ったことは、自分の道を行きたいということでした。
これが奇経八脈の威力だと感じました。
奇経八脈が私のブループリントをくっきりと鮮やかにしたのです。
このブループリントの中には、もちろん大変な時も辛い時もあります。
けれども、後悔という文字だけはありませんでした。
あの時、自分が飛び込んでいった勇気をたたえたい。
そして、それを後押ししてくれた、すべてのものに感謝を伝えたいと思います。
奇経八脈の素晴らしさ、そして、その情報を保持している、私たちのからだの素晴らしさを感じてもらえたら嬉しい限りです。
