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うというのなら、1対4の単純な力比べになる。
いや、あのニヤけ面のふざけた男を加えるなら、敵の数は5人。
「クロノ!リリィも頑張るの!」
「そう、だったな――」
グイグイとローブの裾を引っ張って自己主張をするリリィの姿に、思わず笑みがこぼれる。www.rounfenel.com

そうさ、俺には心強い相棒がいるのだ、孤独に戦っていた実験施設にいた頃と違ってな。
今更、アイツらが実験体を引き連れて現れたからなんだというのだ、これ以上無いほど憎しみをぶつけるに相応しい相手じゃないか。
「――行くぞ」
俺の前にのこのこ面だしたこと、全力で後悔させてやる。
「うぉらぁああ!」
ヴァルカンの大剣が、見せ掛けだけの全身鎧(フルプレートメイル)を紙細工のように叩き潰しながら、ライトゴーレムを一刀の下に斬り捨てる。
「はっ、ホントに手ごたえがねぇな」
つい先ほどまで真に鋼の防御力を誇り、エリートで構成される重騎士部隊と死闘を演じていた彼にとって、この姿が同じなだけのニセモノは驚くほど拍子抜けする強さでしかない。
「おい、あんまり突出しすぎないでくれよヴァルカン、これでもゴブリンよりゃ強ぇぞ、数もいるしよぉ」
そのまま単身で敵の渦中に飛び込んでいきそうなヴァルカンを同じパーティメンバーの獣人の戦士が引きとめる。mizuno

「悪ぃ悪ぃ、さっきまでそういう戦い方だったからよ、つい、な」
鋭い狼の目線がちらりと辺りを見渡せば、もう随分長いこと見慣れた『ヴァルカンパワード』の基本的な戦闘配置にメンバーがついていることが分かった。
ただ、突撃部隊へ組み込まれ、重騎士部隊との激戦の最中で命を落とした、もう一人の戦士、彼を欠いた状態で陣形を組むのがメンバーに悲しみを誘う。
「しっかし、こんな状態じゃフツーに共同の掃討クエストと変わんねぇな」ミズノ 陸上スパイク

辺りに注意を向ければ、自分達と同じように、他の冒険者達も本来あるようにパーティ同士でより集って、前衛後衛と素早く配置についている。
戦士中心のパーティは、突撃部隊の損耗率の高さの所為で半分ほどにまで数を減らしているものも見られるが、そこはソロの冒険者や他のパーティで上手く人員を補い合っている。
クエスト中に、それも敵を前にしてスムーズに協力体制をとるには、相手の一方的な思惑や騙しあいといった危険性もあるが、ここにいるメンバーはアルザスでの戦いを通して、少なくともこの緊急クエスト中においては信頼できるほど結束力が高まっている。
故に、互いが自然に背中を預