新書の書籍紹介です。

 

 


各国史をコンパクトに概説的に紹介するシリーズのフランス版です。


フランス史の流れのポイントが簡単に理解できます。



これを読んでの改めての感想。


フランス近代史ってのは、革命とその揺り戻しの繰り返しで、かなり激動だなあという事。


しかしながら、ロシアの様に共産主義にも行き着かず、かといって専制政治にもならなかったのは、大地が肥沃で農業に向いていて小作農が自立する要因を持っていたのと、カトリックの影響を長い間受けたせいもあるのかなと、考えました(カトリックの持つ世俗権益が、専制政治を阻害する一要素になっていたのは間違いないと思います。) 


山川各国史は分厚いから、という方にお薦めです。