昨日の記事の続きです。
昨日紹介した方のブログが更新されていました。
これを読んで、涙が溢れてきました。
この方の気持ち、亡くなった息子さんの気持ちを思ってです。と、同時に私がうつ病の時に体験した思い出したくない記憶を思い出したから、自然と涙が溢れてきました。
・・・私は、今、取り敢えず生きている。あの時死ななくて良かった・・・
そういう蓋をしてきた気持ちの蓋が取れて、溢れてきた涙でした。
今日は、抗うつ薬で私が体験したことを綴ります。
以下は全て私の体験です。主観に基づく内容です。なので、全ての人に当てはまるわけではありません。
又、今日は敢えて伝えるために、オブラートに包まず、直接的な表現で書いています。
なので、途中で不快に思われて方は、読むのを止めてください。
現在治療中の方、特にそういう気持ちになるかもしれません。なので、その場合は、読むのを止めてください。
私は最盛期、以下の薬を飲んでいました。
(抗うつ薬)
・パキシル:25mg×夕食後
・サインバルタ:20mg×朝食後
(抗精神薬)
・スルピリド:50mg×毎食後
(抗不安薬)
・メデホリン(アルプラゾム):0.8mg×朝食・夕食後
これに睡眠薬を飲んでいました。
これらの薬を断薬した時がありました。
いつまで続くか分からない、治らないことにイライラし、薬を飲んでいるから調子が良くならないと思い、無理に止めてみようと思ったのです。
一か月位止めました。急激な断薬は、離脱症状を伴います。
私の場合、全身に電気ショックのような感覚が継続して走る、胃に鉛が詰め込まれたような重い感じがずっと続く、不眠でした。
三日間一睡もできない、そして四日目に二、三時間眠れる。これが二週間程続きました。そうするとどんどんおかしくなっていくのです。
そして、自殺願望にも囚われました。
実際に、二度死のうとしました。
首の頸動脈を包丁で切って死のうと思い、台所から包丁を持ってきて、首筋に当てました。
でも、引けませんでした。
躊躇したのか、死ぬ勇気が無かったのか。私は死にませんでした。
死ぬ勇気というのもおかしな話ですが、実際に死のうと思うと、やはり躊躇するものです。そこを飛び越えるには、かなりの決断と、思い切りが必要なのでは、というのが私の感想です。
私は、その後も首つりや車で壁に激突する、などの自殺願望にしばらく付きまとわれました。
飛び降りようとは不思議と思いませんでしたね。
この自殺願望については、又改めて書こうと思います。
個人的意見としては、抗うつ薬を長期に渡り、多量に服用することはお薦めできません。
何故なら、断薬・減薬が大変ですし(私は断薬に一年半かかりました)、気力が無くなるからです。
抗うつ薬の多量服用時は、日々、頭の中に霧がかかったような状態で、難しいことが一切考えられませんでした。
食欲もありません。料理する気もなければ、買いにいくのすら面倒くさい。
掃除も洗濯もしたくない。身なりなんかはどうでもいい。洋服もどうでもいい。
性欲も無くなりました。そんな気すら起きないのです。
自分で「・・・俺は廃人だなあ・・・」と思いました。
なので、元通りの服用を再開して、急激な断薬による副作用がようやく無くなった時(副作用が無くなるまで、二か月近くかかりました)、徐々に減らしていこうと考えるようになりました。
そうして、完全断薬に一年半かかりました。
とにかく時間がかかります。なので、断薬をしようと考えている方には、焦らないで、と言いたいです。
その話は次回したいと思います。
うつ病は百人百様の症状と治療が必要と考えています。
しかし、現状では、そうではないように感じています。取り敢えず薬を出しておこう、そういった風潮が強いように私自身、体験から思っています。
私の通っていた心療内科の医師は、副作用についてあまり説明してくれませんでした。離脱症状についても同様です。
もう少し、そういったことについてきちんと説明してくれる医師が増えてくれれば、これが私の意見です。
薬の服用全てを否定する気はありません。ただ、あまりにも安易に薬が出、必要以上に服用させているように感ずるのも事実です。
私の体験が誰にでも当てはまるとは思っていません。ただ、百様の症状だからこそ、誰かの助けになれば、と思い、このシリーズを書いています。
この話、中々上手く書けません。自分の中で、思い出したくないことを書いているせいか、筆が進まないのです。なので、どうしても乱文になってしまいます。ご容赦ください。
そして、今治療中の方、どういう方法であれ、焦らないでください。
うつ病は時間のかかる病気です。
正直に言えば、未だに私自身、心のどこかで再発の恐怖と闘っています。
一生付き合う病気だと思っています。
なので、焦らないでください。