たまたまアメブロでこちらの記事をお見かけし、読んでいて、色々と思うことがあったので、私の体験を数回に渡って書いてみようと思います。

 

 

 

私も以前うつ病を患い、それなりに大変な思いをしました。なので、その時の体験談を書きたいと思います。

 

ただ、最初にお断りしておきたいのは、ここで書くことは、あくまでも私の場合のことであり、私の体験に基づく感想です。

 

精神的な病というのは、百人百様であり、その治療法も解決法も百人百様であると、私は思っています。

なので、抗うつ剤がよく効いて、副作用も出ない人もいれば、そうでない人もいると思います。薬によって回復する人もいれば、行動療法によって回復する人もいるでしょう。

 

あくまでも、私の場合であり、医学知識の乏しい私の感想・考えであることをご承知置きください。

 

 

では・・・

 

 

私がうつ病になって、会社を休職したのは、2012年の春頃です。そして、完全に薬を飲まなくなって、治ったのが、2016年の秋頃。

約4年半かかりました。

 

私の場合は、仕事上のストレスが原因だったと思います。

 

能力を超えた仕事量と人間関係の悪さがストレスになって、最終的に爆発して、うつ状態になったのかな、と今では思っています。

 

 

眠れなくなるというのは、人間にとって本当に苦しいものです。私の場合、だんだんと眠れなくなり、それがよりストレスを溜める原因になりました。

 

2012年の春に、1か月休職し、家でじっとしていました。

でも、不安は消えず、かえって増すばかり。休職明けもまともになかなか仕事ができず、夏に又1か月休職。結局、その会社はその年の年末に退職しました。

 

私の場合は、睡眠薬と抗うつ剤を飲んでいました。今回紹介した記事に出てきた「パキシル」も飲んでいました。

なので、この記事が心に引っかかったんですよね。

 

私の場合、一番多い時には、パキシルを毎日夕食後、25mg服用していました。これ、まあまあの量らしいです。

 

この薬は、自律神経を安定させるセロトニンの分泌を助ける薬なんですが、昔の抗うつ剤に比べ、副作用と離脱症状が少ないとはいえ、やはり副作用と離脱症状は結構ある薬です。

そして、飲み始めてすぐに効く薬でもありません。

 

一気に飲み始めるとおかしくなるので、少しずつ増やし、止める時も徐々に減らすという薬です。

 

なので、私の場合、パキシルを止めるのに、1年半近くかかりました。

 

何度か、飲むのを止めた時がありました。嫌になって止めた時もありましたし、薬代が無くて飲めなかった時もありました。

 

その時は、私の場合、必ず離脱症状がでました。

 

色々な離脱症状があるようですが、私の場合は、全身に電気ショックのような感覚が走る症状と、胃が鉛の塊を入れられたように重たくなる症状でした。

 

電気ショックはまだ耐えられるんですよね。辛いのは、胃の重たい感じ。とにかく苦しくて仕方ないので、少しでも苦痛を和らげようと、胃薬をバカみたいに飲んだりしていましたね。

 

そういった経験から、この薬は非常に副作用と離脱症状のある薬だから、徐々に止めるしかないと思い、計画的に減らしていって、ようやく飲まないで済むようになりました。

 

でも、あれから2年近く経ちますが、今でも疲れが溜まると、たまに電気ショックが走る時はあります。

 

と同時に薬を飲まなくなってから始まった過敏性大腸炎。

 

そういったところで、まだまだ完全に離脱症状からは脱していないのかな?とも思ったりします。

 

 

なので、私個人の意見としては、睡眠薬を飲むのはいいけれど、抗うつ剤、特に副作用と離脱症状の激しいパキシル等の薬は飲まないほうがいいと思います。

 

確かに、効き目はあるとは思うのですが、リスクも高い気が体験から思ってしまいます。

 

なので、お医者様に提案された場合は、よく話して、リスクも自分で理解して、分量も少なめにしたほうがいいと思います。(ただ、うつ状態では、あまり判断できないんですよね。)

 

以下、次回に続きます。