中学校以降は「評論」と名を変えて、大学受験までずっと付き合っていかなければならない「説明的文章」について…

ある事柄について説明した文章である説明的文章を大別すると、「説明文」と「論説文」となります。

2つの関係は、「論説文」=「説明文」+筆者の考え、卑近な例を挙げると、「取り扱い説明書」と「攻略本(HOW TO本)」です。

この文章の読解方法は、6個あります。
①キーワード
②文章の最後(と最初)
③具体例
④接続詞(語)
⑤指示語
⑥形式段落

①について、もともと「キーワード」とは、「重要語句」にあたる外来語ですが、反復法の応用から、「繰り返し使われて、強調された語句」=「キーワード」とします。

②について、「頭括型」あるいは「尾括型」、「双括型」と筆者の考えが文章の前か後ろにあることを示している。

③について、説明したい内容の理解を目的として、身近な例を挙げたもので、あくまでも一部分の内容であり、答えにはほとんど使うことがありません。

④と⑤について、文と文あるいは段落と段落などをつなぐ役割を担っているため、その働きや内容が明確でないと、間違った答えを導き出してしまいます。

⑥について、形式段落で区切られたまとまりは、筆者が考えてものであり、問題を解く上で、ただ闇雲に読み進めるのではなく、メリハリをつけて、効率良く答えを探すためには必要不可欠です。

以上のように、一般的に塾で習う読解のポイントには、意味がちゃんとあることを分かった上で、他の文章でも運用できるようになりたい。