夏休みの宿題。
ウチの学校では募集かかっていませんが、従弟の学校では「絵」が課題となっているそうです。
従弟は二人います。
小学6年生と、中学2年生。
名前は、小6の方を「アヤ」、中2の方を「ちぃ」とします。
アヤ「なゆ兄ー、顔描くのが難しいー」
僕「しっかり写真見ながら描きな。別に似てなくたってわかんねぇよ」
アヤ「そっかー。ありがと」
根本的解決になってないのに。
いいのか?
――しばらくして
アヤ「なゆ兄ー、ちょっと見て」
僕「・・・?顔じゃん?」
アヤ「誰かに似てる気がするんだけど、誰だっけ?」
・・・・あー・・・
言いづらいけど言うわ。
僕「金正日」
アヤ「あー、あれか。将軍かー」
僕「お前、ちゃんと見て描いてるか?」
アヤ「いやー・・・見て描いてもこんなんなる」
僕「アヤ、絵のテーマは何だ?」
アヤ「おじいちゃんとおばあちゃんの絵」
・・・
僕「うん。頑張れ」
・・・
・・・婆さん・・・だな・・・
きっと・・・
僕「・・・爺さんにしとけば・・・?」
アヤ「もう描いちまったし・・・」
まだやり直しはきくぜ。
弟よ。
下書きが終了し、主線をなぞるべく油性ペンをさがすアヤ。
アヤ「おばあちゃんー、油性ペンあるー?」
婆「ちょっと待って・・・はい、コレ」
・・・
アヤ「それ、筆ペン」
婆「・・・あらあら、そうね、あははは!」
婆「えーっとね・・・じゃぁコレかなー?」
極太。
アヤ「・・・太すぎるよ。細いの無い?マイネームとかさ」
彼は「マイネーム」といいました。
婆「冷蔵庫にあるよ」
MayoNEEEEEEEZ!!??
Q.P!!??
・・・アヤ、もう一度言うぜ。
悪いことは言わない。だから
爺さんにしとけ。