コロナ禍で医療逼迫の中、7年目の全身検査を受けた。


何度も記述しているが、他に転移がないか、健房に異常がないかを目的としたものである。前回のことがあったので、検査が近づくにつれて眠れない夜が続いた。さらに緊急事態宣言による自粛中のため、自律神経の乱れか、腰痛や頭痛が頻繁に続くという不調があった。暇な時ほど余計なことを考える。これは転移によるものなのか、見えない不安が次々と脳裏をよぎる。


報道で観ていた通り、医療現場はかなりバタバタとしていた。溢れる患者。ワクチン接種を受けていいのか訪れるご老人。壁で仕切られた発熱外来。鳴り止まない救急車のサイレン。その中で検査を受けていいのかどうか、どことなく遠慮してしまう自分がいた。最初は痛くて仕方なかったマンモグラフィー、慣れたもので5分程で終わった。それから造影剤によるCT検査。駐車針を刺されることによる迷走神経反射(いわゆる失神)があるのだが、今回は手際良くしてもらって、造影剤を導入した時の焼けるような熱さも慣れっこになっていた。


私はまた一年健康に生きれるのだろうか。その答えは今週に出る。それまでまた眠れない日々が続くのだろう。