以前から気になっていたことがある。

背中が痛い。寝ても座っても痛い。慢性的な鈍痛。ロキソニンで一時的に痛みは緩和されるが、また襲ってくる痛みの繰り返し。

左広背筋がないので、もともと攣れる感覚があった。筋肉のバランスが悪いのは承知だが、年々酷くなってきている。私の憶測だが、年齢と共に上半身の筋肉は重力により下に下がっていく。つまり決して避けることのできない老化。

先日病院へ行く用事があった。思い切って主治医へ相談した。触診で骨に異物がないこと、また移植したことでクッションとなる筋肉がないこと、そのため背骨に負担がかかっていることなどが判った。

再発するのは今でも怖い。誰でも怖い。治療を受けているよりもメンタルが不安定になりやすい。自己コントロールが日々の課題である。余計なことを考えないように仕事に没頭する。アドレナリンが大量に出ているのだろう、その時だけは不安と恐怖から解き放たれる。

しかし娘にはこんな生き方はさせたくない。それが切実な願いだ。もし、私のトリプルネガティブ乳がんが遺伝性のものだったら…そして娘にもその可能性があったのなら。

今まで後悔しない選択をしてきた。
10月に遺伝子カウンセリングを受けることにした。