介護を通して思うことはたくさんある。その中の一つとして『治療の方向性』が挙げられる。


まだまだ生きていて欲しい家族。痛みから逃れたい本人。故にその反対も存在するわけで。このシーンを目の前に毎回話し合いの大切さを痛感する。両方合意の上での選択が一番望ましいが、健康なうちにどのような最期を迎えたいか、共有する必要がある。


もちろん私も自身の再発転移時の対処を家族にも伝えている。現在45歳。発症時は34歳。11年の月日が経つ。小学2年生だった子供も成人を迎え、自立の重要性を伝えてきた。つまり私にとって今までのこの期間は『死』から逃れたスペシャル期間だと考えている。それはこの先健康に生き続けるまて続く。


私は再発転移があっても治療しない。その時はきっとまだ生きたいと思うだろう。人間誰しも同じ。だけど後悔なく丁寧に生きている。潔く終わりたい。