涙のデビュー | ゆかいなまいにち

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乳がんが分かってから書く日々のこと

最近デビュー続きです。

先日は地毛デビュー。

そして今日は、婦人科デビューです。


今まで、産婦人科というものに行ったことがありませんでした。

なので、内診台に乗ったことがありません。


ノルバテックスを飲みだしてそろそろ2カ月。

いい加減子宮体がんの検診に行かないと・・・と、重い腰を上げたわけです。


産婦人科だから当たり前だけど、妊婦さんや子どもがたーくさんいるのね。

夫婦で診察に来てたりとか、なんだかシアワセな空気が漂ってる。もちろんそうじゃない人もいるだろうけど。


診察にて。

「ノルバテックス服用してる人は子宮体がんのリスクが高くなるので、半年に一度の検診が推奨されてます。」

はい。そのようですね。だから来たのです。

そして内診なのですが。

頚がんの検査まではよかったけど、体がんの検査、なにあれ!超痛いし(/TДT)/

私が痛がりなのかな。

もう痛くて痛くて、涙がぽろぽろ出てくるし。

終わったら私、放心状態。

意気消沈とはこのことか・・・って感じ。

その後も涙止まらず。

先生も33歳のいい大人がボロボロ泣いてるもんだからビビったのか、「痛みで動けなくなる人もいるから」と、君はまだいい方なんだよ的なこと言って慰めてくれました(_ _。)


診察終わりって時に、年配看護師さんが

「大丈夫?出血ひどくなるようならまた来てくださいね」

なんて優しくするもんだから、また33歳の大人、号泣。

そして処置室に追いやられる・・・。

「痛い事ばっかでイヤんなっちゃう(´□`。)

私と同じ年ぐらいの人たちは妊娠とかして幸せそうなのに、私はこんな痛い思いしてー(ノДT)」

と、ひっくひっくしながら言ってしまった。

そう。痛くて泣いてたわけじゃなく、やりきれない気持ちが爆発してたようです。

「辛いねー」

と、年配看護師さんの一言に、また泣く泣く泣く。

しばらく処置室で心落ち着かせておりました。


病院出て、旦那さんに電話。

そしてまた泣く。

あんなに痛いと思わんかったし。

産婦人科デビューが体がん検診の激痛だもんな。

子どもが出来て幸せなデビューじゃないんだもんな。

いいよねー、妊娠出来てさ。

いいよねー、子どもに会えてさ。

いいよねー、髪の毛長くてさ。(関係ないし)

私なんて初めて内診台乗ったと思ったらこんな痛いことされてさ、もうイヤんなっちゃうよ。

と、延々とウダウダ泣きながら言っておりました。

まるで子どもです。


帰りに診断書を取りにがんセンターへ行きました。

私の居場所はここだわ:*:・( ̄∀ ̄)・:*:

まさに、ここは癒しの我ががんセンター。

おーちーつーくー♪

やけに心穏やかになりましたわ。


しかし、やっぱりなんだかやりきれない気持ちが否めず、レンタル行ってDVDを8本借りた!

それでも何だかやりきれず、スーパーでいちご買った!

でも足りず、たこ焼きも買った!

それでも足りず、パンいっぱい買った!


うち帰ってぜーんぶ広げて食べまくった!

そして今からDVD見まくる!


今は気持ち的にも落ち着いたかな。

食べたので( ´艸`)

空腹による精神不安定状態という説もある。


自分でも不思議です。

なんであんなに泣いたのか。

なんであんなに悲劇のヒロインになってしまったのか。

なんであんなに妊婦さんたちに腹が立って悔しかったのか。

まるで感情失禁状態でした。

あ、もしや更年期(  ゚ ▽ ゚ ;)


まあいいです。

久しぶりにたくさん泣いて、やけにスッキリしました。


病気のこと受け入れてるつもりでも、何かふとしたきっかけで不安やひがみや、他にもいろんなことがぶわーって溢れてきちゃうんだなーと。

人って弱い生き物ね。


もうしばらく産婦人科行きたくないけど、結果聞きに行かないと・・・(_ _。)