次男が生まれて三週間くらいは私が次男のお世話をしていると長男はギャンギャン泣いていたが、そのうち諦めて、次男が泣いたらあやす、授乳しようとすると授乳クッションを持ってきてくれる。
やっぱり、この子は大丈夫なのかな。
ある日、お昼ご飯の準備が全部できて、「さあ、食べよう」と長男に食べさせようとしたら、次男が授乳で起きて泣き出してしまった。
仕方ないから授乳させてからお昼ご飯!と思って、長男には「待っててね」と言って待たせておいたら、長男は自分でフォークで食べ始めたのだった。 なんとか上手に食べられている!!
嬉しい!!
この日を境に長男はほとんど全てのご飯を自分で食べるようになった。
やっぱり長男は大丈夫!私の勘違いだった!大丈夫!
そう思った。
児童館でやっている育児サークルにも入っていた。子ども達はよく遊んでいるのに長男は他の子達と遊ぶことはなく、一人で遊んでいた。
私とまだ赤ちゃんの次男の側で。
まるで他の子供たちがいないかのように、家で遊んでいるのと変わらないような感じで私の近くで遊んでいた。
しかし次男は私のその気持ちをよそに長男がなかなかできなかったハイハイもお座りも普通に、なんなら月齢前にがんがんクリアしていった。
何より次男はよく笑ったし、目が合った。目が合うと嬉しそうに笑い返してくれる。
同じ時期には長男は滅多に笑わなかったのに。
この頃になってようやく、「やっぱりこの子おかしい!絶対なんかある!」そう確信した私は、ネットで調べた同じ区にある「発達障害センター」に電話をかけた。
区でやっていた健康福祉課には電話しなかった。
そちらに行っても、また経過観察にされて放置されてしまうのが怖かったから。