(2024/06/28.投稿)
(2024/07/25.再投稿)
それは、今から27〜28年前のある日のことだった。当時の僕は極真会館(松井館長派)本部直轄岩手道場に席を置かせてもらっていた。
突然鳴りだした電話に、何故かしら不愉快な気持ちになりながらも出てみると、
「俺だ、俺。」などと偉そうな言葉。
「…あぁチンケ先輩。」と答えると、
「『あぁ』って、なんだよ」、と、どこまでも偉そうな態度。続けて、「お前、斉藤真ってわかるよな、斉藤真なんかと付き合わない方が良いぞ。」と突然捲し立てるように言いはじめた。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240623/13/nayamerumono/b7/cc/j/o0960095815454947122.jpg?caw=800)
さて、
電話をかけてきたのは仮名ケツノアナ・チンケといい、かつて極真にいた通称・人間機関車先生が、極真を脱退して東北を中心に起ち上げた、“ナンチャラ”という空手団体の某県の支部長。
僕も極真を脱退する前の機関車先生から極真空手を学び、その頃はケツノアナ・チンケの後輩でした。
斉藤真さん(故人)は、かつてはケツノアナ・チンケ支部長門下で“ナンチャラ”に所属していたが、脱退して、
「日本空手格斗術連盟 格闘道場 大修會館総本部」
という団体を作った人。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240623/13/nayamerumono/9d/c3/j/o0960096015454947127.jpg?caw=800)
当たり前の話だが、弟子は師の真似をする。
“機関車先生”が極真を脱退して“ナンチャラ”を起ち上げなのなら、
その弟子たちも、“ナンチャラ”を脱退してそれぞれ自分たちの道場を立ち上げる。
斉藤真さんも“ナンチャラ”を脱退し、大修會館を起ち上げた。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240623/13/nayamerumono/b3/0f/j/o0720096015454947130.jpg?caw=800)
ところが、いつまでたってもウジウジ恨み続けているのが、斉藤真さんが自分の支部から直接脱退してしまった、ケツノアナ・チンケである。
自分の元を離れた人間が、キチンと弟子たちを集められ、道場としての体を成していることが、悔しくて悔しくて堪らない。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240623/13/nayamerumono/05/ba/j/o0960072015454947133.jpg?caw=800)
しかも、ケツノアナ・チンケは、
①“ナンチャラ”が元々は極真だったこと。
②“ナンチャラ”は極真の基礎がしっかり在ることを大前提にボクシングと柔道の技を加えてること。
③世間には公表されていない極真や大山倍達総裁の、極秘話や裏話のを、自分は“機関車先生”から聞いて知っているからコッソリ教えてやれるということ。
の3つを“ナンチャラ”の弟子集めの材料していて、これは裏を返せば、極真のネームバリューを巧みに利用していたことなのだが、
ところが斉藤真さんは、大修會館を立ち上げて直ぐに、極真会館(松井館長派)本部直轄岩手道場と友好関係になってしまった。
こうなると“ナンチャラ”のケツノアナ・チンケは、
「極真と繋がりを持つ、ボクシングと柔道の技術も学べる空手道場」
と言う大宣伝文句が、完全に被ってしまう。
それどころか「極真と繋がりを持つ」と言う部分においては、すっかり霞んでしまう。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240623/13/nayamerumono/67/96/j/o0720096015454947135.jpg?caw=800)
27〜28年前といえば、“ナンチャラ”が極真を別れて24〜25年は経つている頃で、“ナンチャラ”と極真の関連性は薄くなってきており、大修會館が、「今現在の極真の道場と交流がある」と宣伝すれば、弟子集めの強い材料となり、犬も喰わない男の嫉妬で、ケツノアナ・チンケは神経質にキィーキィー騒ぎ出すのだろう。
当然、この電話の件は本部直轄岩手道場の黒田都士責任者に報告をすると、
「言いたいことがあるなら、俺に言って来い。」
と、ケツノアナ・チンケに大激怒していた。
その通りである。相手の団体に何か言いたいことがあれば、責任者に対し正面から堂々と話を持っていくべきであり、責任者でない人間に脇からコソコソ話をすべきじゃない。
本当に、ケツの穴が小さい男だなぁ。