映画「ひとよ」鑑賞。
元々は、「KAKUTA」という劇団の代表的な作品……らしい。
大変不勉強な事に、私は最近この「KAKUTA」という劇団(というか、主催の桑原裕子さん)のファンになった。
(ファンになるきっかけの作品「らぶゆ」も大変素晴らしい)
兎に角、桑原さんの「ひとよ」を原作とした、映画です。
所謂、「家族崩壊系」の邦画。これが、大変に素敵な映画だった。
佐藤健、鈴木亮平、松岡茉優の三人が異常にうまい。
「母親が父親を殺害した日」から生じている、歪みと隙間の表現が素晴らしい。
同じグラスを割っても、亀裂の入り方や破片の形が違うように、
仲間のように共有している「思い」が同じ形をしている訳ないから、手探りで形を確かめて寄り添うしかないね。
それは、血がつながっていようが、そうじゃなかろうが関係ない。自分以外は「他人」なんだ。良くも悪くも。
余談ですがその1、MEGUMIこんなにうまいの?と、ビックリ。
余談ですがその2、桑原さん全く気付かなかったな。(笑)
大変素晴らしい作品ですが、がっつり暴力表現&性表現が出てくるので、好みがわかれると思われる。
おすすめです。是非。