「狼群作戦」を日本でプレイする場合の建造計画をご紹介しましょう。

 強制開戦は、1941年12月2週ですから、1年3か月の準備期間が有ることは前に書いた通りです。

 開戦後ば防御一辺倒だと間違いなく立ち枯れてしまいます。そのため、序盤は常に攻め続けないといけません。
 それでは、どこを攻めるのかといことが課題になります。「ハワイ方面」「マラッカ方面」が当面の目標になろうかと思います。

 「ハワイ方面」の理由は、米国の母港がハワイだからです。なんといっても近すぎるのですよ。できれば、東海岸まで押しこめたい。
 ただ、アメリカも日本同様に準備期間がありますので、史実とはかけ離れた配備数になります。

 「マラッカ方面」は、太平洋の資源地帯になります。戦争資源を確保するためには、そちらを占領する必要があります。

 そのための軍備は、一方的に敵の艦船や基地を攻撃可能な「空母機動部隊」艦隊になります。このゲームは、ひとつの艦隊には4艘の空母を組み入れられます(4艘しかと言う人も居ますが)。また、艦隊は16艘まで編成できますので、空母の他は護衛艦と言うことになります。

 まずは、空母を見てみましょう。ゲーム開始時には、正規空母「蒼龍」「飛龍」「赤城」「加賀」があります。そして軽空母は、「鳳翔」「龍驤(りゅうじょう」があります。二方面を攻撃するには、数が足りません。そこで新造にすることになるのですが、搭載機数はどれくらいが良いかっと言うより、何機作れるかが課題になります。1941年11月4週のアルミ在庫は53814ですから、普通にやると400機くらいしか作れません。しかし、敵海域に隣接していない日本近海の飛行場三箇所から、直掩(ちょくえん)機を残して、護衛・爆撃・雷撃・偵察機を引き上げて、改装時に未配備に振替えられる水上偵察機の5種類の未配備機を全て廃棄します。
 「烈風」「彗星」「流星」の改造型と「彩雲」なら、合わせて660機くらい作れます。既存の正規空母が合計330機くらいですから、残りも約330機くらいです。そうすると一艘あたり80機強くらいが可能です。そうすると「翔鶴」あたりが丁度なのですが、ハワイ方面は本拠地まで強襲するわけですので、一発くらい爆撃に合っても発艦可能な空母にしたいので、「翔鶴型」を最低限の装甲空母化してみました。
 こんな感じです。


装甲空母

「大鳳」を再設計しても、大体同じになります。

 これを4艘新造します。
 場合によっては、「飛龍」「蒼龍」と組むこともあり得ますので、速度を34ノットで合わせてあります。また、航空攻撃力を上げるために高角砲を増設してあります。

 護衛艦を設計してみましょう。夜戦・基地攻撃・戦艦が出てきた時にために再設計します。それと対空攻撃と潜水艦攻撃のために軽巡洋艦を新規設計します。

 まずは戦艦です。

武蔵
 「改大和」型を34ノットに増速し、アルミ節約のために搭載機数を4機に減らしてあります。
 敵艦を追撃するためには、この程度の速度が必要になります。戦艦全てをこれに改装したいところですが、鉄鋼の在庫の関係で「扶桑」「山城」「伊勢」「日向」の4艘を改装することとして、2艘新造します。
伊勢改装
山城改装

 伊勢と日向の改装に必要な鉄鋼は5606(一艘あたり)になります。また、山城と扶桑の改装に必要な鉄鋼は5883になります(準同型艦なので同じ)。

 軽巡洋艦は、新規設計にしてあります。

あやせ

 10センチ両用砲を目いっぱい64門、高角砲も目いっぱいの32門、機銃も目いっぱいの80丁、爆雷装備、そのかわり魚雷は無し。鉄鋼上限目いっぱいにはしてありません。これを12艘新造します。
そうすると鉄鋼消費はこれくらいです。
空母新造7064×4=28256
山城改装5883×2=11766
伊勢改装5606×2=11212
軽巡新造2431×12=29172
合計80406

 輸送船等も作らねばなりませんから、もう少し減らしたいなら軽巡の数を減らして、駆逐艦を同じコンセプトの設計にするのも有りだと思います。

 注意することがあります。それは竣工時期と練度です。新造艦が竣工した時点では練度が0です。新造した艦は戦闘を経験しないと上限が50です。母港であれば1週で20上がりますので3週かかります。(操船Aの提督が座上すれば30なので2週)
 あと重巡洋艦を用意しておきたいのですが、両用砲の「高雄」型が良いと思います。