予告と違いますが、1/700阿賀野とエッチングの画像がありましたのであげてみましょう。
まずは、「タミヤ1/700阿賀野」三点。
一番上の箱が、一番古い阿賀野です。ウォーターラインの№は二桁の58です。たまに廃業した模型店からオークションに出ることがあります。さすがに箱が汚いです。
真ん中が、現行の直前のモノです。WLの№は314で変わりはありません。大きな模型屋さんならまだあるかもしれません。
一番下が最新のモノです。
小売希望価格が、上から500円中が1300円下が2200円です。一番古いモノはタミヤの青星の上に印刷してあります。1300円と2200円の中身の違いは判りませんが、500円のモノはWL共通パーツが入っていないモノと入っているの違いです。もしかしたらプラスチックの成分が違う(色が微妙に違います)違うかもしれません。
次に阿賀野型専用のエッチングパーツです。
ジョーワールドの品物です。
JPE49(右)とJPE108(107と108のセット)です。49はジョーワールドの標準的な個艦用(事実上は「阿賀野」専用)のアップグレードパーツです。107と108は、甲板の滑り止め表現するためのモノです。107単体での販売もされていました。ちょっと拡大してみましょう。
ちなみに、サフェイサーを吹いても潰れない絶妙なバランスです。
次は、飛行機作業甲板セットです。
この箱の中には、JPE109、JPE110、JPE111、JPE112と言うエッチングが4枚入ってます。出してみましょう。
左上が109、左下が110、右上が111、右下が112です。ちなみに、109が阿賀野と能代竣工時、110は能代後期のAとBタイプ、111は矢矧の前期と後期、酒匂は110の右下部分と111の右下部分です。112は飛行機作業甲板の下の魚雷運搬軌条です(飛行機運搬軌条では有りませんので、間違っても飛行機は載せないように)。
111を拡大してみましょう。
矢矧と酒匂は滑り止め鉄板、他はリノリウム貼りです。
109~111は単品で販売されていましたが、112はこのセットだけです。
リノリウム貼りの方が、船体のそれと同じに見えるように工作しなければならないので難易度が高いです。JPE17(リノリウム押え金具)を使えば容易だと思います。
伸ばしランナーや真鍮線を使うと、見映えは確実に落ちます(←をするくらいなら何もしない方が見映えは良い)。
タミヤの1/700「阿賀野」と「矢矧」は、約40年前に設計されたキットです。そのキットに定価レベルで約9000円相当のエッチングを使うのは、普通人から見れば異常なことかもしれませんが、それをさらりとやるのが廃人です。