病院に到着し最悪の事態も覚悟していたが、手術することもなく、薬で散らせたようで話も出来るほどだった。
ただ今思うと回復はしていたが、何かが違うように思えてならない。
周りにはそのまま死んで欲しかったんじゃないのかと話していたみたいだった。
実家には母と兄が家業を継いでいたので、三人で暮らしていた。
父と兄はほとんど口も聞かず仲は良くなく、見舞いにも来ていなかった。
たまに帰る私とは違い、難しい関係だったのも理解できる。
父の脳梗塞も1週間で退院できるまでに回復した。日常生活には戻れたが、以前のように仕事をするまでにはならず、ベッドで過ごすのが日常になってしまった。
それは突然の静岡の母からの電話だった。
東京に住んでいる私は、7月8日福島に出張していた。
ブルブル、携帯が鳴った。「お父さんが脳梗塞で」
5年前肺がんが見つかり体調は良くなかったが、まさかの事態に動揺が隠せなかった。
すぐに入院先の静岡の病院へ向かった。
富士山で見つけた「虫」です。

火山灰の寂しい景色にキレイな色をした「てんとう虫」と「くさいやつ」! 有り無し日記-090808_1427~01.JPG

有り無し日記-090808_1520~01.JPG


こんな所でも生きてるんだね。