はじめまして!
埼玉県南西部にある飯能(はんのう)市の「Willアカデミー」です。
Willアカデミーは2016年2月にスタートした
塾部門「寺子屋〜Will〜」「速読スペース〜Will〜」と、
農業部門「ナチュベジ〜Will〜」「わくわく自然塾〜Will〜」
で構成されています。
詳しくはWillアカデミーのホームページをご覧ください。
また行事報告等については、当ブログ以外に塾FaceBookでも綴っておりますので、ご覧ください。
塾に圃場がなぜ併設されているのか?
勉強は机上だけでなく、体を動かしつつの勉強、人と人との関係、実社会での経験が大事だからです。
塾部門でも あくまで答えを出すのは塾生自身ですが、
農作業を通して、自分の生き方や社会との関わりを学ぶ手助けができたら…という思いで圃場を併設しました。
人は、どのようなの世の中になっても、
自分で作物を育て、良き人と人との繋がりがあれば生きて行けるからです。
種播き・除草・収穫・種取り等、活動は主に春から秋になりますが、
虫達や草花を観察し、鳥の声を聞き、空気や日差し等、
1年を通しての季節の移り変わりを五感をフルに使いながら体験しています。
収穫したものをお持ち帰りいただいたり、調理したものをみんなで食べたり…のお楽しみもあります。
2017年度までは、圃場プレ開校期間として外部からの農業体験「わくわく自然塾〜Will〜」は開校せず、「寺子屋〜Will〜」の塾生とその家族、塾頭の知人友人で農作業を行なっていましたが、
2018年3月より、いよいよ開講する運びとなりました(→詳細はこちら)。
当ブログでは主に農業部門である「ナチュベジ〜Will〜」「わくわく自然塾〜Will〜」の活動をご紹介してまいります。
以下に農業部門のコンセプトを紹介します。
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「未来ある子どもたちの健全な心身のために、
安心・安全な野菜を食べて欲しい」
ナチュベジ・わくわく自然塾〜Will〜のお野菜
世界でたった数パーセントしか育てられていない、
種を繋いで育てている固定種の野菜を、
肥料も農薬も使わず、時に水すら与えず育てている自然栽培野菜です。
オーガニックと混同される方がいるのですが、「種を繋いでいる」「オーガニック認定されていない(認定をお願いもしていない)」という点で違っています。
私たちはこの稀少・貴重と言われている固定種野菜+自然栽培を「普通のこと」「野菜栽培の常識」にしたいと日々励んでおります。
無施肥
肥料などで無理やり早く大きくしようとせず、作物の持っている「生きる力」を信じて、じっくり時間を掛けて育てていきます
無農薬
除草剤・殺菌殺虫剤など、人間の都合だけを考えた農薬は使用しません
食べてくださる人と作り手の健やかな心身と、自然に優しい農業を行なっています
固定種
「1代限りの作物」といった不自然な種・苗を選びません
毎年できうる限り種を取り、次世代へとその命を繋ぎます
「私たちの心掛け」
自然を大事にする
「人間だけが良ければいい」と言う考えは捨て、地球環境・全ての生物に優しい農業を行っています
子ども達の「自ら生き抜く力」を育てる
決して無理はせず、また人からの押し付けでもなく、各自の「やってみたい」の氣持ちを尊重し、楽しく作業をすることをモットーにしています
各自の得意なこと、集中力・体力差への配慮、自ら氣付き考え行動することを大切にし、最終的には仕事を1から任せることにより自己価値を上げ、自信をもって社会参加できる「人育て」のきっかけ作りになればと思っています
良い土を育てる
作物が育つベッドである土壌が常に良質であるよう心掛け、工夫します
落ち葉堆肥などを含む「外部からの持ち込み」を極力せず、その畑で育った野菜や草等を畑に戻し、循環させ、良い土を作って行きます
手間を惜しまない・手間を手間と思わない
農作業には除草など根気がいる作業もあります
しかし「この一手間が今後の全ての作業を楽にする」ということを体験した上で、慣行しています
常に工夫する・常によく観察する・常に考察する
向上心を常に持ち、「もっとよくなる・もっと効率的で楽な方法を」と工夫する氣持ちを大事にしています
「目指すもの」
みなさんの健全な心身作りへのお手伝い、豊かな食卓と幸せな笑顔が、私たちの目指すところです
私たちの野菜との最初の出会いは「行き当たりばったり」でも構いません
私たちの考えに共感してくださり、「野菜なら飯島さんのところで!」と、地域の皆さんに末長く常々選んでいただけるような、多くの方に安心・安全、そして信頼ある品質のお野菜を育て上げていきます
野菜の売り上げについて
たくさんの収穫があった場合、「寺子屋〜Will〜」での販売を行なっております
その他、外部主催のマルシェなどにも参加しております
どなた様でもご利用できますので、是非お買い求めください
その売り上げは子どもの貧困対策として、金銭的な理由で塾に通えない子どもたちや何らかの理由で「学校に行かない」を選択した所謂不登校の子どもたちのために充てられ、
また、子ども食堂さん等への野菜提供を行い、教育の機会均等を目指しています
また、当圃場の種苗や農業資材、イベントで使われる備品費などに使わせていただいております