情報はこの世の中にたくさんあります。
情報全てを海辺の砂と例えたら、真実はたった一粒かもしれません。
しかもそれは中央でなく、一番端にあるかもしれません。
真実が分かるのが一番良いのだけれど、真実を見つけることばかりに躍起になるより、今手にしている情報の中で、自分がどう思い行動するかが大切だと思います。

元アメリカ副大統領のアル・ゴアさんの著者 『不都合な真実』は映画化もされた温暖化の現状を書いた作品です。
環境問題に興味のある人は一度ならずとも耳にした事はあるかという有名な本です。
これからランダムではありますけれど、その『不都合な真実』に記載されている「私たちにできること」を数回にわたり、記事にしていこうと考えています。
また、その本に書かれている参考HPなども見て、必要ならばお伝えする予定です。

しかし、その『不都合な真実』も様々な批判にさらされているのも事実です。
『不都合な真実』というよりは”CO2による温暖化”という考えというのが正しいかもしれません。
以下、私が読んだ2冊の本からその説明をしたいと思います。
この2冊は私がランダムに選んだものですし、私は科学者ではありませんので、環境問題の中でどういう立場の本なのかは分かりません。
ただ、こういう砂もあるということをお伝えしようかと思い記事にしました。
そして、私は温暖化を認めているわけではありません。
温暖化含め、地球環境が改善されることを常に願っております。



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『正しく知る地球温暖化』 赤祖父俊一 著  
地球物理学科専攻。
アラスカ大学国際北極圏研究センター所長を務める。
オーロラはじめ地球電磁気学や北極圏研究センターにおける世界的権威。



●現在進行中の温暖化
6分の5…地球の自然変動が原因。小氷河期(比較的寒かった期間:1400~1800)から地球が回復中。寒い期間からの回復は当然温暖化であり、小氷河期は、人間活動に無関係に進行する現象(自然変動)である。
6分の1…人間の活動が要因。

●IPCC(国際気候変動パネル)によると、地球の気温は1900年頃、突然に温暖化に転じた。
しかし、温暖化は1800年(小氷河期の始まり)から現在まで続いている。
IPCCは彼らの政治目的のため小氷河期を軽視した。

<地球温暖化の誤情報>
●氷河が崩れ落ちる画像
氷河は文字通り「氷の河」。上流で降った雪が10メートほど積もると次第に氷となり、
重力で河口に、向かって移動する。
したがって、その末端で氷塊が崩れ落ちるのは当然で、これは氷河ができてから日常におきている。

●氷がなくなると長距離を泳げなくなり白熊が絶滅する。
白熊1頭が溺れ死んだというようなニュースは温暖化の影響ではないかと報道されても、1年に400頭の白熊が
原住民によって生活の糧として狩猟されていることを知っている者は少ないし、この事実が報道されることはない。

●永久凍土(冬凍った土が夏になっても融けない土)
報道では永久凍土が溶け始め、家が崩壊し始めているニュースを流している。
氷の上に直接家を建て、暖房したらどうなるでしょう。
これは人間の影響のために起きる現象で、炭酸ガスの温室効果には全く関係ない。

●海面上昇
1850年頃よりはじまっていることが分かっている。
すなわち炭酸ガス放出が急激に上昇し始めた1946年よりはるか前。
その上昇率は1年で1.7ミリメートル。
したがって10年で1.7センチメートル。100年で17センチメートル。これはせいぜい小さな波。

●地球温暖化の原因を見誤って 自然変動に対抗しようとするのは資金のムダ。
炭酸ガス放出を削減、抑制しようとすることに多くの資金を使っても現在の温暖化の大部分が自然変動であればあまり意味がなく、その資金で新エネルギーの開発、エネルギー使用の効率を上げる方がはるかに重要である。

●現在、気候学者やIPCCの最も重要な指名の一つは
現在の温暖化の自然変動部分と温室効果の部分を見極めること。
それによって現在の部分を同定し、コンピューターにそれを教えて計算をより性格にしなければならない。


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本『「地球温暖化」論に騙されるな!』 丸山茂徳 著 
地質学者。専攻は地球惑星科学
地球マントル全体の動きに関する新理論を打ち立てて日本地質学会論文賞、紫綬褒章受賞


●二酸化炭素増加は温暖化の結果であって 原因でない。
*海水中に溶けている二酸化炭素、海水の温度が高くなれば空中に出てくる。
地球上の七割を占める海には大量の二酸化炭素が溶け込んでいる。

●むしろ寒冷化が進んでいる。

●大気中における二酸化炭素の割合。
質量比0.054%。体積比0.04%。毎年およそ1.4PPMしか増加していない。
それさえも近年減少1PPM。(PPM:百万分の1をあらわす単位。)

【気候変動予測】地球の気温を上げたり下げたりする自然的要因
●太陽活動。黒点多いと気温上昇。

●地球磁場と宇宙線。
地球磁場ここ100年間ほど急速に減少。
磁場が減少すると、地球に降注ぐ宇宙線の量が増える。
紫外線が強くなり、皮膚がんなどの病気が増える恐れあり。
(二酸化炭素を含む温暖化ガスの働きよりも雲の方が気温に圧倒的に大きな影響を与える。その雲の量を支配するのが宇宙線の量。)

●地球の軌道。
地球と太陽の距離は一定でなく 木星と土星の引力により変わる。
(太陽からの距離が近いと、地球上に届く太陽エネルギーが増え気温上がる。)

●火山の噴火。上空に火山灰が届き、地球上に届く太陽エネルギーを減少させ、気温下げる。

●なぜ本書を書こうと思ったか。
私たちが知恵とお金を出しあって、もっと真剣に取り組むべき問題
(2020年問題-人口増加による資源・食料不足)がある。
人類にお金と労力がありあまってるならかまわないが、私たちには時間が残されていない。
危機は2020年までに確実に訪れる。


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このような砂もあるようです。
なぜ「温暖化=CO2論」が盛んなのかはこれらの本を読んで下さい。
政治的な要素もあったみたいです。
いずれにせよ、自然が原因であれ、CO2の削減は継続すべきだと私は思います。
ただ、温暖化の影響がそこまで深刻でないなら、他に目を向けることが必要かなとも思います。
また、『不都合な真実』に書かれていることが大げさだとしても、今後お伝えするそれに書かれている「私たちにできること」はこれからの社会に必要だと思いますので記事にしていこうと思っています。

最近、日本は石油がとれない国で良かったなあと思います。
その分、脱石油社会への研究・開発が進まざるをえないからです。
最近、読んだいくつかの小説が偶然にも戦後の話が多いのですが、日本は戦後の素晴らしい復興を成し遂げた底力のある国だなあと思いました。
その底力を脱石油社会へ向けて頑張ってほしいです。


今日もHAPPYな一日を。
これからの行動で未来は変えることができます。

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(心理学上、口角を上げるだけで脳が勘違いし、幸せモードになるらしいです。)
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