5月22日北アルプス蝶ケ岳登山に行ってきました。



5月22日(土)


茨城を3時に出発し、三股登山口に8:30に到着。

30台は駐車できそうな大きな三股登山口をスタートする。


天気は雲が多いがまあまあの天気である。


しかし天気予報では明日から大雨の予想。

蝶ケ岳山荘を予約してあるので、明日は雨でもとりあえず頑張って登ろう。

明日は下るだけである。


三股登山口駐車場を8:45出発。

林道をしばらく歩くと常念岳に登る分岐に到着する。

ここが三股。標高1350m


四十路♂のアスリート生活






四十路♂のアスリート生活

ここからしばらく歩きやすい登山道を「まめうち平」まで登る。

まめうち平から雪道。

積雪が多いせいか雪は締まっていて落とし穴にもぐることなく比較的楽に歩くことができた。

アイゼンを付けるほどの雪でもない。ピッケルも必要はない。


標高2300m付近から夏道から離れ雪渓を直登する。

けっこうな斜度である。キックステップで順調に高度を稼ぐ。


四十路♂のアスリート生活



突然、蝶ケ岳から大滝山へ続く稜線にでる。夏道からずいぶん南にそれている。

ちょうど位置的には蝶ケ岳と地図上2542m峰の間くらいだろうか。


しかしまだここから180m程は登らなくてはいけない。待望の槍穂高連峰の眺めはまだない。


14:30蝶ケ岳頂上到着。素晴らしい眺めである。


四十路♂のアスリート生活

正面の槍、穂高連峰はまだ冬山の様相だ。



頂上からの眺めを堪能したあと蝶ケ岳ヒュッテへ。


シーズン前のせいかなんとなく暗い。 スタッフも暗い。 活気がない。

誰もいない遊園地にきたようだ。


どうやら宿泊は我々だけで貸切ようである。

おかげで部屋も布団も広々と使わせてもらう。


17:30夕食の予定だったが、17:10分頃から早めに夕食。

料理は今どきの山小屋から較べると5段階評価でいうと3程度か。


とりあえず質はともかくご飯もお味噌汁も全て完食。内容はどうであれ山の食事は美味い!これに尽きる。


朝が早かったせいかラジオを聞きながら18:30頃には寝てしまった。


なぜかオイラ山小屋の煎餅布団はよく眠れるのである。

5月23日(日)


朝から雨模様。降りはそれほどでもない。視界も利くので下山には支障はないようである。

5:20頃朝食。


6:10山小屋を出発する。今日は長塀尾根を徳沢へ下山することに。


本来なら三股へ下山するのが手っ取り早いのだが、参加者が雪渓の下降に不安そうなので安全な長塀尾根を下降することに決する。


歩き出しからしばらくは先行者のトレースに従い長塀山を目指す。

いつのまにか雨がミゾレに変わっていた。寒い。


トレースは分かりにくく、頼りはGAMIN OREGON450だけである。トレースから外れても的確に自分の位置を地図上に表してくれるのでとてもこころ強い。


それにしても長塀尾根はトレースはもとより赤布もマーキングもとても少なく、どの登山者もだいぶ苦労していたようだ。


雪山経験のあるオイラでもこのルートをGPSなしで歩くのはちょっと厳しいかも。

ましてやこの悪天候では。。。


それにしても今回ガーミン初雪山デビューだったがその威力を如何なく発揮してくれた。


標高2000M位から雪もなくなり、徳沢には9:40到着。徳沢園で熱い本格的コーヒーをいただく。

生存圏に生還したことを実感。ちょっと大袈裟かな。


この頃から雨も本降りになる。上高地には11:30到着。


坂巻温泉で温泉に入って茨城へ帰る。



それにしても今回の蝶ケ岳は予想よりだいぶ厳しかった。


ルートファインディングは相当の技術が必要だと感じた。赤布、マーキング、トレースはこの時期はあてにしないほうがいいと思う。


ルートファインディングに自信のないひとは6月中旬以前の入山は控えた方がいいかもしれません。

ただし、GPSがあればこの限りではない。