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大人の楽しめる自然と融合したまちづくり

世の中がハイテク化すればするほど人は自然を欲するようになります。人と自然が共生した大人の楽しめるまちづくりを実現するために思うことを徒然なるままに・・・

最近、読んだ本の中でよかったのが
藻谷浩介氏の「里山資本主義」です。

金融資本主義が行き過ぎて
世界経済がどうしようもない状況に陥ってる今、
新しい社会の価値観、しくみづくりが必要とされており、
その新しい芽が生まれ始めています。

その新しい芽の一つが
田舎で生まれつつある「里山資本主義」です。

  1. 里山資本主義」とは、お金の循環がすべてを決するという前提に構築された「マネー資本主義」の経済システムの横に、こっそりとお金に依存しないサブシステムを再構築しておこうとする考え方。 
  2. お金は本来、モノやサービスの交換時に等価の価値を有するものですが
    (もちろん個人によって感じる等価価値は様々ですが・・・)
    現在は金融が異常に儲かるしくみになっています。

    このような異常な状態はいつまでも続くはずがなく、
    現在は既得権者が何とか、現在の仕組みを守ろう守ろうと
    必死ですが
    いずれは淘汰されます。

    世の中は常に流転し、行き過ぎたものは、その反動が必ず生じるのが
    自然の法則です。

    今の金融資本主義ともいえるしくみは必ず崩壊し、
    里山資本主義のようなものが主流になって
    将来的にはお金という概念もなくなるかもしれません。

    何で読んだか、聞いたか忘れましたが
    未来の世界には盗むという言葉がなくなるという話がありました。

    エネルギーにしても、モノにしても本来ならフリーのものが存在したり、
    商品の寿命も長くできるはずのものを、儲けるためにわざと
    コストをかけて、稼いでいると聞きます。

    世の中が進化し、すべてが豊富に存在するならば
    人は平等にモノを享受できるはずです。

    そうなるとわざわざ買ったり、売ったりという行為は必要なくなり
    お金の存在すら必要なくなる可能性もあります。

    満ち足りた世の中であれば盗む必要はなくなります。
    要は不足を感じるから、それを奪い合って
    自分のものにして得をしようとしているわけですから。

    そういう意味では最近の若者は欲がないと
    悪い意味で捉えられがちですが
    時代の先端を行っているのではないかともいえます。

    時代を創っていくのは、いつの時代も若者ですから。

    お金に囚われずに
    本当に人間らしい自分の好きなことを追求できる世界が
    何百年か、何千年か後には出現するのかもしれませんね。