こんにちは!自然とともに生きたい
nature-jinjinです!
今回は前回の矢作川冒険記の続きを書いていこうと思います!
いざ!出発のとき!
みんなで記念写真撮って出発!!
川にボートを浮かべ、乗り込む!
僕の頭の中ではワンピースのオープニングがながれている。
ありったけの夢を〜かき集め〜♫
探し物探しに行くのさ〜!
アニメの世界に入ったような気分!
生きてることを実感した!
「隊長〜!!前方にに木があります!!舵をとってください!!」
これだこれー!!これを求めてたんだー!!
深夜2時の変なテンションと楽しさとワクワクが重なってものすごくみんな元気だった!
心の底から笑って叫びまくった!!
「みんなー!前方に滝が見えるぞー!!」
「ヤベー!!死ぬー!!www」
50センチくらいの段差があってちっちゃい滝になっていた。
みんな爆笑しながら滝を落ち、船もなんとか無事だった。
すごく楽しい、やってよかった!!と思った
こんな面白いことが10分の間で起こるなんて、この先もっと楽しくなるぞー!!
みんなそう思っていた。
しかし。
「隊長〜!!」
「どうしたー!!」
「船が止まりましたー!!」
「なにー!?!?なぜだー!?」
急いで船の下を見ると川の底がすぐそこにあった。
水深が足りていなかった、、
川の真ん中なのに、、
ゴムボートは下につっかえていた。
知らなかった、矢作川がこんなに浅いなんて、、
ゴムボートを降りてみると水はくるぶしくらいまでしかない。
「嘘だろ、、、」
みんなめちゃくちゃ深いものだと思ってたから、浅いと知った瞬間なんのスリルも無くなってしまった。そうなるのも無理はない、だって木に当たってボートが転覆しても、滝があろうがなにがあろうが足がつくのだから、、
だけどなんとかみんな現実から目を背けようとする。見えないのだから深いのといっしょ!
そう信じてオールを漕いだ、だけど、
「ズーーー」
ボートの底が川の底にこすれる音。
この音が現実に戻してくる。
オールもたまに地面に刺さる。
なんだこれ。
浅瀬でチャプチャプしてるのといっしょだ、
これから先は地獄だった。
スリルがなくなりマンネリ化してしまい。
深夜の眠気が襲いかかってくる。
みんなボートの上で寝て、木に引っかかって起きる、を繰り返した。
なにが嫌って木に引っかかると虫がめっちゃいる。
深夜3:00
1時間が経過した。
目的地は碧南。
岡崎から碧南まで車で30分。
どれくらいかかるんだろう。
グーグルマップでみるとまだ4分の1も進んでない。
出発してから気づいたけど、この川下りの最悪なところは途中リタイアはできないということ。
川から上がろうものなら生茂る植物をかき分けて上がらなくてはならない。
仮に這い上がれても車がない。
助けを呼ぼうものなら深夜に電話に出てくれる心優しい友達の車に、川に入ってびしょ濡れ泥だらけの体、それにゴムボートを乗せなければいけない。
そんな選択をできるわけがなかった。
早朝5:00
少しずつ明るくなってきた。
やっぱり太陽って最高。
みんな元気を取り戻してきた。
車も通り出してきて、橋の上や、川沿いの道など車がちらほら、
「朝の5時に車に乗ってて川見たら俺たちみたいな集団がいたらどんなふうに見えるのかな、通報されないかな」
「冒険家にしか見えないでしょ」
「そうか、そうだね。」
そんな会話をしてたら橋の上でカメラで朝日を撮ってる人がいた。
こちらに気づいたようで写真撮らせてくださいと言ってきた。
「朝日の真下に行けないかな〜もっとこっちの方!!」
といっておっちゃんが指差す方に足をついてボートを引っ張る。
「写真撮ってもらったけど、どうするんだろう。」
「......」
朝7:00
5時間が過ぎた
疲れ切ったおれたちはついに目的地の橋を見つけた。
「ようやくたどり着いた、、!」
長かった、、、本当に!!
浅かったけど、、すごく退屈だったけど、、達成感は凄い!!
この川下り、寒くて仕方がなかったし、
思ったよりも時間がかかって心が折れそうになったけど、少年の心を思い出すことができたいい経験になった。
出発の時のあのワクワクや、高揚感はこの先一生忘れねぇ!!
次は別の川でやりたいな〜!