ナチュラルリボーンのブログをご覧下さいました皆様、改めまして、はじめまして。

ナチュラルリボーン理事長の嶋村です。

アメーバブログに初めてブログをUPするにあたり、何を書くべきなのか非常に悩みました。

結果として、私が、メンタルケアや、福祉活動に携わるきっかけでもあり、行動や思考の核ともなっている、今でも変わらず大切にしている、思いや言葉を、2005年の夏に経験した最愛の妻の自死、その妻の葬儀の一幕から、呼び起こして、はじめましてのご挨拶に代えさせて頂きたいと思います。

妻の葬儀より 

嫁さんの葬儀、もちろん、私が喪主を務めました。

前日に、喪主の挨拶は、こんな感じに話しましょうのような、例文を葬儀屋さんから、渡されました。

そこには、葬儀にでると、よく聴くような定型文が書かれていました。こちらを読むか、自分で考えるか選んでくださいとの事でした。

私からしてみれば、てめぇの嫁さんを送るのに、人が書いた文章を読めるか!?
って話でした。

以下、私の喪主の挨拶より、皆さんにも何かが伝われば嬉しいと思う言葉を抜粋しました。

「皆さんの貴重なお時間、ほんの少しだけ、私に下さい。」

「目を閉じて、思い浮かべて下さい、あなたが、大切だと思っている人を…」

「今皆さんの心の中に、思い浮かんだ人、それは、親、兄弟、奥さんや旦那さん、恋人、友人、皆さん、それぞれだとおもいます。」

「ここで、私から、お願いがあります、今皆さんが、心に思い浮かんだ人に、今より、少し、ほんの少しだけ、優しくしてあげてください、ほんの少しでいいんです、今より優しくしてあげて下さい。それが出来なかった私は、今最愛の妻を亡くしました。」

「後悔なんて言葉では、片付けられない、無念さと、自分の無力さに押し潰されそうな、自分がいます。」

「こんな後悔を、自分以外の、誰にもさせたくない…」

「だから、皆さんの心に思い浮かんだひとに、あと、ほんの少しだけ、優しくしてあげて下さい…」

「その、ほんの少しのやさしさで、その人は、幸せな気持ちに、なれるはずです、私にはそれが出来なかったから…。」

「皆さんは、大切な人を、その人に、伝わる形で、優しくして下さい、これが、私のお願いであり、皆さんへのお礼の言葉です。」

これが、当時の、私の喪主の挨拶でした。

このブログを読んでくださった皆様と、その大切な方達が今より、ほんの少しだけ優しい気持ちになる事を祈って…。


ナチュラルリボーン理事長 嶋村哲成