心地の良い住まい力を引き出す

建築士×レジデンシャルオーガナイザー

永瀬絵美です。

「人間、どこでどういった形で会うか分からない。

今は立場が上と思っても、次に会う時は違うかもしれない。

また、誰とどう繋がっていくかも分からない。

だから相手の立場と気持ちは大事にしなさい。

そうすれば、どこかで再会した時もお互い気持ち良いでしょ？」

これは母が常々、私たち姉弟に言って聞かせた言葉です。

何故か、交通安全と日焼け対策だけは口うるさいのですが、

普段は「あーしろ」「こうせよ」とは決して干渉しないだけに、

印象に残っていたのかもしれません。

否、寧ろ大人になって社会に出てから、

やたら見下したり傲慢だったり、と

“勘違い系オトナ”に出会うと、

「後でどういう形で再会するか分からないのに」

と、この言葉に励まされたものです。

そして実際に私は再会した！

やられた立場で！

（直接ではないけれど）

法人設立したての頃に嫌がらせをした、

誠に残念なオジサン２名。

中学生張りの幼稚な言い掛かりを付け、

私と棟梁を、主要取引先から手を引かせました。

で、それだけでは済まなくて、

まー、あるコトないコト吹聴してまわるは、

バッタリ会った時に挨拶してもシカトされるは、

「ガキかよ(￣∇￣)」

と思いつつ、私たち黙って耐えてやり過ごしたんです。

だってやり返したら相手の思う壺。

それより何より関わり（＝縁）を持ちたくなかったから。

そういう人って、誰かだけに失礼をしてるのではなく、

“元来、そんなこと出来ちゃう思考の持ち主”

ゆえに、漏れなく他所でも失礼をやらかしているんです。

約束を破って人に大赤字背負わせたり、

世話してやった恩返しに俺の仕事を安く請けろ、

とか、あらまぁ失礼なお仕事依頼された人がいました。

その人と棟梁に、それぞれ両者から

たまたま、お仕事のご依頼が立て続けに来たそうです。

で。その人と棟梁の答えは？

勿論、「NO！」です。

◆アイツらならやってくれると思ったのにーーー!!!

さんざん小馬鹿にされておいて、

「喜んで♪」

と請けるほど、私たちお人好しではありません。

見下してきた人にお願いする立場が来ました。

でも、見下された方はもう関わりたく無いんです。

だって、気分悪いし良い事ないもの。

では、そこで失礼なことした両者が、

「俺たち悪い事したしなぁ」

と反省しているかと言うと、それは無いと断言出来ます。

そんな謙虚さがあったら、

そんな図々しくお願いして来れない筈ですから。

仕事以外のテリトリーまで入ってきて、

余計な事までして来て「制圧」した気分でいたのでしょう。

でも、結局は人の人生に関与せず、

朴訥と自分の役割だけに専念してきた人が、

途切れず仲間と連携し合えて強いのです。

「人はどこでどういう形で会うか分からない。」

私も改めて肝に銘じて、

いつ再会しても恥ずかしくないように、

お仕事に専念していこうと誓った出来事でした。

↓10年我慢した甲斐がありました↓

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