私は樹木や巨石が好きで、旅先では必ず彼らと触れ合える場所を訪れます。

 

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文字通り触れ合います。

特に好きなのは、額、足の裏、背骨をくっつけること。

裸足になってよじ登るのも好きです。

 

自然大好き!というような子供ではなかったので

いつからそうなったのか定かではなく、

これといったきっかけも思い当たりません。

 

「元からそうであったことを、今ははっきりと自覚している」

 

としか言いようがないのですが

理由があってだんだん好きになってきた、というのではないことは確かです。

 

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裸足で巨石の上に立っている時は

エネルギーを感じている、受け取っているというよりは

自分の細胞が岩と同化していくような感覚です。

 

癒されたり、気づきを得たりという類のものでもないので

なんでそんなことが好きなのか

我ながら物好きですよね・・・。

 

 

精油の歴史は、錬金術が始まりと言われています。

錬金術師たちが、鉱物からエッセンスを取り出そうとして実験を重ね

 

ついぞそれは成功に至らなかったけれど

その技術を応用して

植物からエッセンスを取り出して生まれたのが、

エッセンシャルオイル(アロマ精油)だそうです。

 

私には、ここに大きく心揺さぶられるものがあります。

 

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精油は、

自然界にそのままの形で存在しているものではありません。

 

錬金術的なプロセスを経た、

そういう意味では決して「ナチュラル」なものではないからこそ

初めて発する波動というものを持っています。

 

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それこそが精油の醍醐味で、

癒しや気づきを与えてもらう、

サポートしてもらうという付き合い方だけでは引き出せない

まだ見ぬ力が

精油にはあるような気がしています。

 

私はそこに強く惹きつけられ、突き動かされているのです。

 

 

白 haku - 伯井由紀が提供するアロマプライベートセッション