砂糖は炭水化物の一種です。
≪炭水化物とは≫
砂糖の原料は次の種類に分類されます。
1)サトウキビは不純物を取り除き砂糖として一般的に使用されています。
2)サトウカエデはメープルシロップやメープルシュガーの原料として使用されています。
3)オウギヤシ(サトウヤシ)は煮詰めてパームシュガーが作られるほか、発酵させてヤシ酒の原料として使用されています。
4)スイートソルガム(サトウモロコシ)はソルガムとかコウリャンと呼ばれている雑穀の仲間で、収量が劣るため、シロップの原料として使用されることもありますが、多くはバイオエタノールの原料としてされています。
5)ビート(甜菜、サトウダイコン)は血糖値上昇抑制活性が認められています。寒冷地の作物でもあるので、体を冷やすこともありません。オリゴ糖中で一番早くビフィズス菌のエサになりますので、我が家ではメインで使用しています。
※上記の表の単糖類よりも下に行くほど消化が緩やかです。
白砂糖を摂取すると、脳の神経伝達物質であるドーパミンが大量に分泌され、快感や多幸感が得られますが、効力が切れると気持ちが不安定になります。
また、血液中に取り込まれるのがとても早く、血糖値が急激に上昇することにより、インスリンがドバっと分泌され、低血糖を引き起こしやすくなります。
低血糖が続くと、今度は血糖値を上昇させようとして、アドレナリンが放出されます。
アドレナリンが出すぎると、思考力が減退し、集中力がなくなり、短気でキレやすくなります。簡単にいうとハイになっている状態ですね。
また、白砂糖は酸性食品でり、弱アルカリ性である体内に大量入ると、ミネラル分で中和するため多くのミネラルが消費されます。
特に体内で分解される時にビタミンB1が必要となります。
ビタミンB1が不足すると、ミトコンドリアの代謝経路が止まり、血中乳酸値が上昇し乳酸アシドーシスによる腹痛や嘔吐、傾眠、昏睡状態、ショック状態、全身痙攣、クスマル呼吸、過呼吸の症状や癌にも深く関係しています。
他にも鬱、疲労、眩暈、貧血、頭痛、浮腫、湿疹、脂肪肝、心疾患、呼吸器病、記憶障害などの様々な症状の原因となります。
白砂糖を摂取すると、胃と腸の蠕動運動が数十分から1時間以上も停まってしまいます。更に、主成分は果糖とブドウ糖がくっついてできたショ糖であり、悪玉菌の餌になりますので腸内環境が悪化してしまいます。
悪玉菌が増えると、白血球が悪玉菌を退治しに出動しますが、悪玉菌を退治した後の白血球の死骸は活性酸素が発生してしまいます。
活性酸素が身体を損傷し、様々な病気を引き起こす原因となってしまいます。
甘いものが食べたくなるのは、塩分が不足しているため肝臓でブドウ糖を作る機能が低下しているからです。また、血糖値が低下して疲れやすくなります。
夏バテは汗による塩分不足が主な要因ですね。
糖類も大切ですが、精製塩でなく、天然のミネラル塩を補ってください。