【CCWS】「ハッピーワーク」木曜ワーク | CCWS ~いつでも穏やかに暮らすには〜

CCWS ~いつでも穏やかに暮らすには〜

意識的調整・ワークスクール主宰Rieの徒然日記。
レッスンスケジュールやイベント、レッスン内容、資料、暮らしでの実践など。

 

 

 

●ハッピーワーク(木曜ワーク)

 日程:毎週木曜日

 時間:18:30-20:00

 定員:4名まで

 料金的にもお得で、仕事帰りに立ち寄る、夕食の支度後の方や

 5回コースの繰り返しが終わられた方も

 個人のスタンスで参加できるワークです。

 

 

当スクールのワークでは、

「アレクサンダーテクニーク・ワークブック」を活用しています。

アレクサンダーテクニークの一般書は年々増えていますが、

ワークブックは、FM氏の4冊の著作を解説していること、

ご自身で読みながら、書き込みながら、実践することができます。

1冊が終了すれば、内容の理解や実践も伴いますね。

本の厚みよりはるかに濃い内容の書籍と言えます。

 

ワークブックは、FM氏の著作を引用していますから、

4冊の日本語翻訳本は参考文献として利用します。

後々それらの本も少しずつ読み進めて頂きたいと思います。

 

ワークブック全体は下記のような構成です。

 

前書き

1.概要、三角・太極図・エニアグラムの採用、ワークの要点、FM氏のひととなり

2.アレクサンダーテクニーク

3.意識調整、サイエンスとアート、

後書き、教科書について、連絡先

 

概要P9-P26はFM氏が声を失ってから取り戻すまでの手法が凝縮されていますから、

理解と実践が伴う必要があります。

 

ワークブックには、(メモ欄)に筆者からの質問があり、ご自身の意見を書き込めます。

P17に初めて(メモ欄)が登場します。

・皆さんにとっての問題、あるいはいらないもの

・皆さんにとってほしい結果・目的

 (いらないものがなくなったときを肯定形で言うと)

 

試験に合格すること、自己記録を更新することなど目的が明確な場合もありますが、

問題はあるけれども

欲しい結果や目的が見つからない、または曖昧な場合もありますし、

問題自体が出てこない場合もあります。

問題が明確ではない場合は、思いつくものを書き出し

書き出した問題を外からみると気づくことがあるかもしれません。

現時点では問題は起こっているかもしれませんが、

もしそれがなかったとしたらどうなりたいのか、

または、いらないものがなくなるとどうなるか。と考えてみてはいかがでしょうか。

初めから明確な目的がある場合もありますがそうでない場合は、

ご自身でご自分に上記の質問を繰り返していくと、

目的が明確に、もしくは詳細になります。

 

上記の質問を紙、ホワイトボード、黒板などに書きだす、

声に出して言語化する、いろいろな形でアウトプットします。

それらをもう一人のご自身の立場で観察する、

二人の自分の立場から違いを観察する。

明確になるかもしれませんし、詳細になるかもしれません。

優先順位がわかるなどいろいろな気づきや整理が起こるでしょう。

 

概要〜FM氏ワークの要点までには、

ワークで取り扱う範囲の図示、三角形、太極図、エニアグラムが掲載されています。

FM氏の事例では彼は文章を話すことが目的で、そのために手段を吟味します。

2つの差を観察するためには、三角形を活用し、

例えば底辺に左Aと右Bとすると、二つの差異を三角形頂点とします。

Aの方法、Bの方法、その違いから気づく。

二つと差異とみることができ、3つの視点のみることもできます。

 

FM氏の場合、初めは朗誦しているときと日常で話をしているときの違いを観察しました。

二つを比較しながらその違いに気づき、自分が自分にやりすぎている行為を指摘し、

それをやめるように指示し、それを継続しながら新しい道筋を練習しました。

新しい道筋は未知への道ですが、文章を話すという方向へ向かっていくつかの手段を吟味し、

これまでのやり方の抑制を継続させながら、一つずつ順番に新しいやり方で道筋を進んでいくことで

文章を話すという行為に至りました。

 

徐々にすすんでいくと、問題が解決され、いつの間にか目的へもたとりついていたり、

深刻だった問題が気にならなくなることがよくありますが、

その反面、新しく問題や目的が生じ、いつでも調べながらすすみ、

進化する可能性を秘めています。

 

問題や目的については、常に変化するため、ベテラン、初心者に関わらず、

・何が問題なのか

・不必要なものはなんなのか

・どうなりたいのか

・何が得たいのか など

紙に書き出したり、頭の中でご自身に問いかけたり、ワーク中にアウトプットするなど

繰り返し観察をお続け下さい。

 

 

 

意識調整・ワークスクール

https://ccws.jp/

 岡田 吏笑