勤めだして3ヶ月目に突入したあたりでしょうか。
いつものごとく 私とミサは帰りも一緒 クラブに行くのも一緒で 無断欠勤も無く、後輩にあたる女の子の指導を手伝ったりしていました。
私のほうも、小さいながら社長が名義人で1ルームを借りれて、 まさに「いい時」でした。
ある朝、私が控え室に向かい、髪の毛を巻いていると、ミサがフラフラと出勤してきました。
「あーーーーめちゃ寝不足。。。。おはよぉ ナツミィ」
タイムカードを押し、缶コーヒーを飲みながらミサはタバコに火をつけました。
夕べは2人でブラジリアンが集まる ブラジル料理の店で飲んでいたので 2人共寝不足です。
「ミサ だいじょぶ?私は薬飲んできたよ、キャベツーw」
「それ飲む前に飲むやつじゃないの?wwwまあ 効けばいいかっw」
いつものような他愛ない会話。
ほかの先輩たちも出勤してきて、お店も開店にむかいました。
11時ごろ・・・でしょうか。
私が45分のミドルコースを終えて 下に行き、控え室のドアを開けると
おびただしい血の跡が床についていました。
そしてソファにうずくまってる ミサ。
先輩のユミさんが 顔を青くしてタオルでミサの顔を抑えていました。
「?どーしたんです?!この血!!ミサ 刺されたんですか?!」
おなかや背中を押さえていないのに そこでボケをかますなとミサに突っ込まれ、「あ」と自分でも赤面・・・。
もそもそと起き上がるミサと ユミさんの手もタオルとミサと共に移動。
「鼻血が 止まらないんよ。 あと 全身の力が抜けてくようななんちゅーか」
ミサはモゴモゴしながら説明してくれました。
この時点で 私たちお店の人は「のぼせた」としか思っていなかったのですが・・・
その日はミサはタクシーで病院に行くといい 早退していきました。
ミサは2日休んだのですが・・・
3日目 朝 お店に出勤をすると 店長に呼び出されました。
「ナツミー。あんた ちょっとええか?」
「はい」
従業員室に入り どかっと腰を下ろした店長がやけにおちつきがなかったです。
いつもなら
タバコふかして「景気ええかぁ!?」とか聞いてくるのに。
「ナツミ ミサがな・・・・・」
入院してんのや。
入院ってなんだろう?鼻血出したくらいで?
「ミサなぁ、 今 大変なことになっとる。
全身に内出血の斑点できとってな。
血小板わかるか?
あれが作られへん病気なんやて。」
・・・。
血小板が作られない病気って。
私は 「白血病」という文字が浮かびました。
そして 全身が意味もなく震えて しゃべれませんでした。
死と 隣り合わせ。
今 ミサがその状態だ。
やばい・・・助けなきゃ 助けてもらったんだからなんかしなきゃなんかしなきゃ
思いだけは
思いだけは・・・・