すごいタイトルをつけたもんだな、と我ながら思います。
「今日から女子プロ野球目指します」
このたった一言に向き合ってしまったら、とんでもない覚悟を決めなくてはいけない気がしていたけれど、意外とそんなことはありませんでした。
何をするにも、始める勇気・恥ずかしい思いをする勇気が必要で、その覚悟を決めないと言葉になどしてはいけない……そんなふうに臆病になってしまっていただけでした。
覚悟なんて、決めてから行動しようとしていたらおばあちゃんになってしまうことを知っていたはずなのに。
さて長い前置きとなりましたが、わたし「夏みかん」は、今日から女子プロ野球を目指します。怖くて、だけど楽しみな、長い旅路の始まりです。
どうして女子プロ野球を目指すのかというと、もう一度マウンドに立ちたいからです。わたしにとってきっとあの場所が一番景色が良くて、生きている心地がするから。
というか、いろいろなことを経験して一周回って、やっぱりマウンドに未練があったのだと思います。未練があった、それだけです。
もう白球を追いかけるスポーツからは、7年近く遠ざかってしまいました。今更女子プロ野球だなんて……と、多くの人は呆れて目もくれないかもしれません。もしかしたら、おお頑張れよと背中を押してくれる人もいるかもしれません。
でも、そんなことはどうでもいいんです。
自分自身の後悔と向き合った結果が「もう一度最高の舞台でボールを投げる」だっただけだから。その目標に対する周囲の声が気にならないのは、とても不思議です。きっと、納得感のある選択ってこういうことなんだろうと思います。
というわけで、明日から早速女子プロ野球を目指し、練習に励みたいと思います。目標は、夏までに球速120㎞/hを投げることです。
なぜこの速度なのかというと、今の日本の女子プロ野球のレベルを考えたら、120km/hをコンスタントに投げられたら、文句は言われないだろうと思うからです。もちろん、変化球は必要だと思います。
しかし、いいストレートこそ最大の土台であり武器であるということをわたし自身は信じています。なので、まずはいいストレートを投げれるように逆算して練習メニューを組み立て、堅実に実行していくことから始めたいです。
さっそく硬式野球部の友人に連絡をして、キャッチャーをやってくれないかお願いしてみようと思います。
それでは。