モーターの上側には「連続」と「断続」の切替スイッチがあります。これを連続側にすると一般の扇風機と同様に羽根が同じ速さで回り、一定した強さの風が出ます。
かたや断続側にすると5秒は羽根が早く回り、次の5秒は遅く回ります。つまり5秒ごとに強い風と弱い風が交互に出る間欠扇風機に。
なぜこのような仕掛けにしたのか…強い風と弱い風を交互に送ることで、より涼しさを与えるそうです。名付けて「風がまたたくウインク扇」。風の強弱をウインクに例えるなんて、斬新なデザインと共にこの扇風機がいかにオシャレだったのかが分かります。
私のYouTube「昭和レトロ家電チャンネル」で、この扇風機の動画をアップしています。よろしければご覧ください。
(3) 昭和レトロ家電34.「20cm標準扇・コスモス」(昭和36年) 東芝 - YouTube
拙著「ますださんちの昭和レトロ家電」(山川出版社)より抜粋