私の出生地滋賀県大津市
記憶はほんの少ししかないが、3歳まで住んでいた
どうしても最後に母方の祖父母の墓参りがしたかった
私の旧姓でもない実母の旧姓のお墓には私の祖母の文字が刻まれていた
昭和42年に祖母の名前で作られたお墓だった
私が2歳の頃だ
懐かしい祖母の名前
その名前を見るだけで心が安らいだ
あんなにいっぱい子供がいたのにだれも祖父母の神職を継がなかった
実母に関しては改宗までしている
今日が本当に最後のお墓参りになる様な気がして山頂にあるお墓に行ってきた
祖父母のお墓の周りには叔父や叔母のお墓があり子孫がいるので安心はしているけれど実母が新興宗教に改宗している事をお詫びし、バケツや柄杓を返却した時、お墓を見上げ、大きく手を振って別れを告げてきた
娘が亡くなった事も告げ、自分の娘を守ってやれなかった事もお詫びしてきた
報告する事なんて何もない
ただただ、詫びるばかりの墓参り
心が痛かった
父方の叔父の家に行こうと思ったがあいにくみんな出払っているとの事だったので
後日改めて伺う事にしようと思い、京都の大谷本廟に父方の祖父母のお寺の納骨堂にお参りに行ってきた
祖父母、白血病で若くして亡くなった叔父が眠る場所
インバウンドで観光客が多い中、のつこつしながら辿り着いた
行けて良かった
何となくもう行けない様な気がするのは何でやろ?
今朝、今日行かなくては二度と行けない様な気がしたので急に思い立って家を飛び出した!行ってよかった。
滋賀県に住まれている方には申し訳ないけれど
好きでいたいのに、好きになれない自分の出生地、大津
滋賀県っていい場所なのになぁ
石山寺、比叡山延暦寺、長浜、鶏足寺みんな素敵な場所
何と言っても、大きな琵琶湖が太陽に照らされてキラキラ輝いてる
なのに・・・
理由は単純な話
私達、母子がこの地に歴史を作ってしまったからだ
京都、大谷本廟の横にある清水寺にも思い出がある
実父が初めての一人暮らしをする娘の家を見たがり連れて行ってあげた
その時に西本願寺と大谷本廟と清水寺を一緒にまわった
お西さん
しゅう「今年行かれへんもんは来年は尚更行かれへんで。体力着く年ちゃうやん。衰える年齢やねんから!なっ!頑張って上まで行こうや!」
そう言ってゆっくり、ゆっくり歩いて清水寺の入り口まで来て写真撮って終了
私が言った通り翌年は来ることはなかった
この後娘が初めての一人暮らしをしたマンションにじいちゃん突撃致しました
やりたい事、その気になった時は即行動しておくべきだとその時感じました
それが今朝だった
行ってよかった
でも、疲れましたわぁ💦
今日も最後まで読んでいただき有難うございました
おやすみなさい