6日目の朝、ホテルのベランダから真っ赤な朝日を見ることができました!
めっちゃ綺麗~ヽ(◎´∀`◎)ノ
そして日が昇って明るくなってから、ベランダで景色を見ながらヨガをするという、なんとも健やかな朝を過ごしたのです(●´艸`)
あぁ幸せ~☆
その後出発まで少し時間があったので、ホテルの庭でお花を見たりオレンジの木を見たり、ちょいとお散歩を♫
素敵な思い出ができたパラドールに別れを告げ、コルドバ観光へ。
711年、イベリア半島に侵入したイスラム教徒が首都をおいたのがコルドバでした。
756年にはアブド・アッラフマーン1世が即位し、後ウマイヤ朝がコルドバで成立しました。
その後、後ウマイヤ朝の全盛期には、コルドバの人口は50万人、町には300ものモスク(イスラム教寺院)が建てられたとのことです。
私達が向かったのは、世界遺産の『メスキータ』。
メスキータとはスペイン語でイスラム教寺院のことです。
アブド・アッラフマーン1世の命令で785年に建てられ、その後4回増築。
レコンキスタ終了後には、部分的にカテドラル(大聖堂)に改造されました。
その為、イスラム教とキリスト教が共存する珍しい世界遺産となったのです。
ミナレットと呼ばれる尖塔と、オレンジの木の中庭。↓
メスキータ内部。↓
赤茶と白の馬蹄型のアーチが広がっています。
現存する柱は約850本。
幻想的な雰囲気で素敵でしたよ~(・∀・)
キリスト教部分の礼拝堂は、天井に繊細な彫刻が施してあったりと、とても豪華で圧倒されました。
息を飲む美しさです!!!Σ(゚Д゚ノ)ノ
ゴシック・ルネッサンス・バロック様式を全て含んでいるそうです。↓
内部を更に奥へ進むと、アラベスク模様やモザイクで飾られたミフラーブ(メッカの方角を示す壁のくぼみ)があります。
この方向に向かって、カリフ達はアラーの神に祈りを捧げたのです。↓
メスキータの北側にはユダヤ人が住んでいた地区があり、そこを散策しました。
レコンキスタが終了した1492年、ユダヤ人追放令によって彼らはここから姿を消しました。
白い家と迷路のような小路が続いています。
メスキータの尖塔が見える『花の小径』は、写真スポットとして人気になっています。↓
その後、昼食にポークを食べて移動し、到着したのはラ・マンチャ地方のコンスエグラという町。
ラ・マンチャ地方は、スペインの作家セルバンテスが書いた小説『ドン・キホーテ』の舞台となった場所です。
『ドン・キホーテ』は、世界で2番目に多く読まれた本だそうです。ちなみに1位は聖書。
広い大地にぶどう畑が広がっていて、丘の上には白い風車と城があります。
空の青と風車の白のコントラストが綺麗でしたよ(*´U`*)
その後スペインの首都マドリッドへ移動し、夕食に魚料理を食べて、宿泊先ホテルへ向かいました。
マドリッドはとても活気があり、夜遅い時間でも外には沢山人が歩いていました。
7日目はまず、マドリッド市内の観光です☆
まず、セルバンテスの没後300年を記念して作られたスペイン広場に行き、その後ヨーロッパ3大美術館の一つであるプラド美術館へ♫
主に12~19世紀のスペイン、イタリア、フランス、フランドル絵画が展示されています。
エル・グレコ、ベラスケス、ゴヤといった巨匠の作品を見ることができます。
日本人の現地ガイドさんが案内してくれて、絵の説明を聞きながら鑑賞しました。
もちろん写真撮影は禁止なのでブログに載せられませんが、印象に強く残っているのはやはり、ベラスケスの最高傑作といわれている『ラス・メニーナス』ですね。
この『ラス・メニーナス』と、『モナ・リザ』『オルガス伯爵の埋葬』が世界3大名画とされています。
絵についてはド素人なので詳しいことはちっともわかりませんが(笑)、素人の目から見ても素晴らしいと感じるオーラのある絵ばかりでしたね。
そして次に向かったのは、国立ソフィア王妃芸術センターです。
主に20世紀の現代アートを所蔵する美術館で、ピカソ・ダリ・ミロなどのスペインが生んだ有名画家たちの作品を見ることができます。
この美術館で一番の著名作品は、戦争への怒りと生命の尊重を描いたピカソの『ゲルニカ』。
皆さんご存知のピカソは、制作に1カ月かかるといわれる美術学校の入学試験を1日で仕上げたという逸話が残る天才です。
『ゲルニカ』はサイズが大きい絵なんですが、絵の右と左に監視員が座っていました。
それだけ価値が高いってことですね~。
個人的には、絵の右端に描かれている女の人が、暗い部屋の中で光が差している窓に向かって両手を伸ばしているのが印象的でした。
昼食に中華料理を食べて、古都トレドへ移動しました☆
560年に西ゴート王国の首都となったトレドは、1561年に首都がマドリッドに移るまで、政治・経済の重要な拠点として繁栄しました。
このトレド自体が世界遺産に登録されています。
展望スポットから見たトレドの町並み。
素敵です(*uωu)↓
その後、1493年に完成した、スペイン・カトリックの総本山であるカテドラルを外から眺めました。↓
次にサント・トメ教会へ。
小さな教会なんですが何故ここが有名なのかというと、画家エル・グレコの傑作『オルガス伯爵の埋葬』が所蔵されているからです。
私は背が小さいので一番前に行って、しっかりと見てきました(笑)。
実在した人物と神の世界が1つの絵に描かれていました。
この日1日で、世界3大名画のうち2つを見ることができました!
ここまできたら、いつかパリのルーブル美術館にある『モナ・リザ』も見たいという気になりますね(●´∀`●)
その後トレドからマドリッドへ戻り、夕食にタパスを食べてから、宿泊先ホテルへ到着しました。
8・9日目は飛行機での移動です。
マドリッド→パリ→成田→新千歳空港。
長い長い移動を終えて、無事にお家に帰宅しました。
振り返ってみると、景色にしても文化遺産にしても、すごく良いものを沢山見れた旅だったなぁと思います(*´∀`*)
一度も雨にあたらずいいお天気だったし♫
気温は各地域によっても朝晩によっても差があって、10何度だったり34度だったりしました(笑)。
今時期だと朝は8時くらいにならないと明るくならないけど、夜はその分日が落ちるのが遅いみたいです。
あと、スペインの人達はシエスタタイム(お昼寝の時間)を取る習慣があるのも、添乗員さんから聞いて初めて知りましたね。
そんなわけで文章がとても長くなりましたが、読んでくれた方、グラシアス(ありがとうございます)(・∀・)!