息子を連れて公園に行きました。
少し大きい子ども向けの遊具と小さい子ども向けの遊具がありますが、1歳になる息子は、もちろん小さい子ども用の遊具に向かいました。
そこではすでに3〜4歳くらいの女の子が遊んでおり、木の実やら持ち込んで、おままごとをしている様子でした。
そこにうちの息子が入って行こうとしたら…
「だめ!入っちゃだめ!!
今〇〇ちゃんが遊んでるの!!」
と、枝で通せんぼされ、敬遠されました。
イラッとしました。
なぜそんなことをするのか。
いじわる!
こういう女子いる!!
と思いました。
ムカついたので、息子に語りかける風を装ってその女の子に聞こえるように、
「A太くん、ここで遊んじゃダメなんだって。
今、お姉ちゃんが遊んでるんだって。
A太くんもここで遊びたかったから、すごく悲しいね。
でもね、順番だからあっちに行こうか。」
と、声をかけました。
するとそれを聞いていた女の子は、
「ちょっと待ってて!
お兄ちゃんに聞いてくる!!」
と言って走り去ってしまいました。
どういうことだろう?と思ったれけど、
そこまで深くは考えず、息子がその場から離れたので、別の場所で石を拾ったりして遊んでいました。
そのうち、息子がまた先程の女の子が遊んでいた遊具に近づいて行ったので、女の子が戻ってきてたらまた怒られるなぁ、と思って引き剥がしに行ったら、案の定さっきの女の子が戻ってきていました。
私はまたいじわるされるのだろうと思って、早々に息子の手を引こうとすると、その女の子が私たちにこう言いました。
「あのね、お兄ちゃんに聞いてきたんだけど、
今、火を使っているからね、
やっぱり小さい子は危ないから入っちゃダメって。
でもね、私たちが帰ったらいいよ。
もうすぐ帰るから。」
と。
驚きました。
なんと、いじわるしたかったわけではなく、優しさからの「入っちゃダメ!」だったんだと…
本当にごめんなさい。
私の理解不足でした。
素直に女の子に
「ありがとう。じゃあとでくるね。」
とお伝えしました。
そして、しばらくしてその遊具に戻ると、ちょうど女の子達が帰るところだったようで、私たちを見かけた途端、
「もう入っていいよ!!」
と言ってくれました。
さらに自分たちが集めた木の実や棒など、おままごとで使っていた食材や道具の数々を丁寧に説明して引き継ぎもしてくれました。
子どもの世界を垣間見る一幕でした。
大人の見識だけで子どもの世界を考えちゃいけない。
とても勉強になりました。
ちなみに、引き継ぎを受けた1歳の息子は、当然意味がわからず、木の実やらを思うがままにばらまきながら楽しく遊んでいました。