今日は共鳴を取り扱っているボイストレーナーを探していると、こんな動画に出会いました。
共鳴を使って安心感かー
タイトルだけ見るとなんとなく良さそうですよね。
混雑しているお店で店員さんを呼んでも気づいてもらえない。
あーありますよねー
というかそんなお店なら呼び出しボタン付けておけよ。
ということで、夏夫だったら、呼び出しボタンのあるお店に行って、呼び出しボタンのないお店には二度と行きません。だって、店員さん呼べないから。
通り声トレーニングかあ。
たしかに、共鳴を上手く使えば通ったような声を出すこともできますね。
共鳴は音程を合わせるためですが、音程が合っているということは、他の音と混じりにくく、聞き取りやすいということ。音のブレも小さいので、安定しているから、安心感なんですね。声はでかくならないけどね
今回はきっとそんな話だと思って見ています。
トレーニング。
顔面完全脱力、無気力。
これやってはいけません。
そんなことしたら、共鳴使えなくなるじゃないですか。なぜなら、あちこちにBEAMが動くからです。
完全脱力している「つもり」ですからね。声を出す時は何かしら力がかかりますよ。
そこでかかる力をコントロールできないと、共鳴もコントロールできません。
そうなると、音もブレるし、音程も不安定になります。
イメージとしては、そうですね。ティッシュをゴミ箱に投げ捨てる時ですかね。
ぎゅっと力を入れて丸めて捨てた方が捨てやすいですよね?
顔面完全脱力はこの例えだと、ティッシュをバラバラのまま投げ捨てようとしている状態です。
そんなもん、ひらひらしてなかなかゴミ箱に入りません。
通る声。そうですね、ティッシュの例えだとゴミ箱に投げる速度になりますかね。
バラバラのままだと、1枚1枚は速いかもしれませんが、全体としてゴミ箱に進む速度は遅いですね。
なので、声も通りにくくなります。顔面を意識して脱力するということは、相対的に喉周辺に力がかかっていることになるので、声がこもりやすくなります。
次。お腹に力を入れて、喉を締める。
これ、喉痛くなるので、絶対にやめておいた方がいいです。
喉痛めたら声が通るどころの話じゃなくなるからね。
Dr.Hが書いていた、エッジボイスは喉が痛くなるっていう話はこれだったのかー
こんな感じで響きを感じて、その響きで遠くにサイレンが鳴り響いているイメージをする。ふーん。
…っていきなり口閉じて口周りに力入れ始めたじゃないですか。
あれ!?最初の説明と矛盾してないか?
いったい何を信じればいいのか分からなくなってきました。
1日の少しの時間で繰り返し繰り返しやってみてください。
いや、やらない方がいいと思います。
喉が痛くなるか、ならなかったとしても、通る声は手に入りませんね。
というか、こんな矛盾したトレーニング、やりようが無いんですけどね。
というか、あれ?
そもそも安心感を示す共鳴ボイスの話じゃなかったっけ?
話、変わってませんか?
ということで、タイトル詐欺でしたね。残念。