さて、今回も2022年の複製記事ですが、『猫の能力』の2回目です。

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あまりにも昔で正確には覚えていませんが、30年以上前かもしれません。

チビと言う名の三毛猫を飼っていました。

そのチビは、あの頃はまだ健在だった母に言わせると、私が帰る時間をあたかもわかっているかのような行動をしていたというのです。
仕事から帰って玄関に入ると、いつもチビは玄関で待ってくれていて、私が帰るとゴロンと横になって、おかえりなさ～い！と言わんばかりの甘えたポーズをとってくれたものです。

「チビはいつも玄関で待っててくれるね」と母にたずねました。
「そうよ、おまえが帰る30分くらい前になると、チビは玄関に行ってずっと座って待ってるから、あ～そろそろ帰ってくるんだな、ってわかるの」

あの頃、物流関係の仕事だったので、帰る時間は不規則でした。それでもチビは帰る時間に合わせたかのように、30分前に玄関に行くというのです。

そんなころ、とあるテレビ番組で猫の超能力について検証実験を行っている番組を観ました。それは、猫はテレパシーで飼い主の帰り時間を察知しているのではないか？という検証実験でした。

その猫の自宅にカメラを設置して、飼い主の行動もカメラで同時に追跡するという手法です。するとその光景はまさしくわが家のチビそのもの。

テレビに登場した猫は、やはり玄関に出迎えに出るのですが、それは飼い主が会社を出て帰ろうとしている時間と同時刻だったのです。

さらに、付き合いで帰りの途中で居酒屋に立ち寄ると、猫は玄関をいったん離れて、飼い主が居酒屋を出て、さて帰るか、と思いついた同時刻に自宅の猫はまた玄関に向かったのです。

母の話によると私が帰る30分くらい前になると、チビは玄関に行ってじっと待ってるよ、というのですが、あのころの通勤時間は、会社から自宅までおよそ30分でした。

猫は実に不思議な動物です。

話違いますが、なんと、ウソのようなほんとの話ですが、千代田区北の丸公園にある気象庁の東京都心の観測点では、2022年2月22日22時22分の気温が2.2℃だったそうです。

きのうは日本全国猫ブームだったから、地球まで仕方ﾆｬｸ、ﾆｬﾝ.ﾆｬﾝ℃にして、付き合ってくれたのでしょうか(笑)

【追記】

わたしが鎖骨骨折で入院したとき、病室で寝ていると枕の左側からゴロゴロという猫が甘える音がして、「あれ？今、自分の部屋で寝ているのかな？」と寝ぼけまなこでかん違いしたことがありました。

翌日、奥さんに聞くと、「きのうの夜はパパの枕元でタヌキが丸くなってずっと寝ていたよ」というのです。これもテレパシーというか、タヌキとわたしの心がつながっていた瞬間だったのかもしれません。

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【複製】猫の能力（2）