おっと~~、「本日の1枚(欲しいのはないかい?いつでも売るよ!)」が、# SF小説で、ランキング5位になっていましたビックリマーク

みなさま、ありがとうございます。

 

 

ということで、2019年に#SF小説で、ランキング4位になった‟ふれあい橋をわたるとき”

も再掲載してみたいと思いますグッド!

 

このときも今回もそうだったのですが、写真を見ていたら、なんとなく浮かんだ話をそのまま書いていて、10分ほどでできあがるのですが、あとになって、ここはちょっとなぁ~、これ書き換えたいよなぁ~、というのが出てきますが、ほぼそのままの掲載です。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(以下、2019年11月の記事)

 

 

主婦の冴子は、いつものように愛犬の夕方の散歩の支度をしていた。

冴子が散歩用の綱を持っただけで、柴犬の愛犬ポコは、散歩に連れて行ってくれることを察知して、飛び跳ねて喜んでくれる。

「袋は持ったし、ペットボトルの水もあるし、よし、行くよ~ポコ!」と、彼女はポコに綱を結びつけて、ポコといっしょに勢いよく玄関を飛び出した。

 

散歩コースは、いつもと同じ道。

新芝川の土手の上をぐるっと1周するような形で散歩するのが恒例だった。

そして、その途中にあって、いつも渡っている「ふれあい橋」までやってきた。

 

でも今日は、なんだか妙な嫌な雰囲気を橋の手前で感じていた冴子だった。

普段なら、勢いよく走り抜けていくポコも橋の手前で一度立ち止まって、振り返って冴子の顔を見つめた。

 

「ん?どうしたのポコ?橋、渡っていくよ」と冴子は話しかけてみたものの、冴子自身もなんだか前に進むことを躊躇してしまう。

 

 

冴子に綱を引かれたポコは、ゆっくりと前に進み始めた。

ところが、橋の半ばまで来たとき、霧のような白いモヤが広がってくるのを冴子は目にした。

その白いモヤはみるみる濃くなって、まるで壁のように冴子の前に立ちはだかった。

 

 

ポコは怯えて振り返り、どうしたらいいの?と問いかけるような眼差しを冴子に向けた。

「ポコ、戻ろう、やっぱり戻るよ」と話しかけたが、次の瞬間には冴子は、自分の意識が遠のいてゆくのを感じていた。

「あぁ、どうしたの、何が、いったい、なんで」と、薄れゆく意識の中で、冴子は奇妙な会話を耳にした。

 

「・・・・・サンプル回収・・・・・・時空領域2568914・・・・・・・封鎖しろ・・・・・を急げ・・・・・」

 

その瞬間、「ふれあい橋」の上には誰の姿も見えなくなっていた。

もちろん、柴犬も。

 

冴子の自宅では、夕方の散歩に出かけるときは、防犯のために電気とテレビをつけたままにしておくのが習慣だった。

 

テレビにはニュースが流れている。

 

「では、次のニュースです。今夜7時頃、橋を渡っている人が、渡っている途中で忽然と姿を消すという現象が、数人に目撃されました。それは埼玉県川口市にある“ふれあい橋”と呼ばれる橋で・・・・・」

 

 

そう、この出来事は、これから始まる大いなる闘いの序章にすぎなかった。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

なぁ~~んちゃってねビックリマーク

こんなお話も書いてみたくなる、“ふれあい橋”の風景でした。

 

 

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